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近況報告。次の仕事もスタート。「明日」宣伝も本格的に! [5月ー2018]

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映画が完成しても、監督の仕事は続く。まず、公開に向けての準備。ポスター、チラシのデザイン。本来これは配給会社がデザイナーに頼み、上がって来たものを監督が確認する(もちろん、企画時に監督は意見を言う。日本映画では監督が様々なことを承認した上で進める)ただ、僕の場合はかなりの部分を自分でデザイン。その上でデザイナーさんにお願いする。

そして予告篇。昔昔は助監督チーフが作るのが通常だったが、最近は専門の会社に発注する。ただ、昔も黒澤明監督や大林宣彦監督は自身で編集した。それに習い予告篇も僕が作る。ポスターも予告篇も同じ。一番作品に愛情があり、その世界観を理解している人が作ることでアピールする。

加えて英語字幕版制作。翻訳は特別な技術がいるので僕には無理だが、英訳されたものを確認する作業をする。これでも一応、アメリカの大学に留学していた経験がある。アメリカ人に分かりやすい表現やストーリー的に大事な部分は別の注意が必要。単に直訳だけではダメ。そこを確認する。

予告篇も1通りではない。15秒と90秒の2通りを作る。が、僕は予告篇以前の「特報」を何通りも作り。予告篇も今回は東京版、全国版、静岡県版、英語字幕版と4通り作った。あと、パンフレットの編集。今回は昨年の暮れに作ってあったのでOK。もろもろ、宣伝のための材料が出来たら、任務はほぼ完了だ。

このあとは義務ではないが、ブログ、Facebook、Twitterで毎日、情報を発信する。これが全国の映画館公開終了まで続く。そして、ここまでの作業はどれもギャラは出ない。あるものは監督の義務であり、ある作業は僕が進んで担当しているだけであり、あるものは本来監督がする必要のないもの。しかし、どの作品でも宣伝費は限られている。僕が作業することで経費削減になれば!というのが一番大きな理由だ。

かなり昔の話だが、ここまでやっているのに、あるプロデューサーは「それじゃあ、あとは地元に行って前売り券を売って来てもらおうか?」と言い出した。交通費自腹でロケ地まで行って売れというのだ。何枚売れても僕に歩合は入らない。儲かるのはそのPの会社だけ! それでなくても、その会社からは監督料ももらっていない....ブラック企業もビックリ....だが、あまり同情はされない。多くの人は監督というのは膨大な監督料をもらい、1年は遊んで暮らせると思っているからだ。

ところが、そんな監督はごくわずか。例えギャラがもらえても映画完成と共に次の仕事を始めないと生活が大変なことになる。それが、多くの監督たちの現状。監督業だけで食えるのは日本では5人くらいだ。だが、よく言われるのは「好きな映画を作れせててもらえたのに、ギャラまで取るのか?」もし、霞を食って生きて行けるのなら、家賃が要らないアパートに住んでいるのなら、その通りかもしれない。が、趣味で映画を作っている訳ではない。その辺が世間から理解され辛い。ま、そんな訳で、そろそろ今年の仕事にも取りかからねばならない。

と言っても新作の劇映画がスタートする訳ではない。小さなドキュメンタリー作品を担当する。この春からスタートしたかったが、いろいろあって遅れた。生活のための仕事ではあるが、内容的にはなかなか興味深いので、製作費は驚異的に安いが引き受けた。勉強は昨年からスタートしており「青い青い空」のときは「書道」「朝日のあたる家」では「原発」を徹底して勉強したが、それに続く、猛勉強が必要な題材である。

詳しくはまた説明するが、本当に小さな作品であり、テレビや映画館で流れるものではない。映像教材としてのドキュメンタリーであり、一般の人が見るチャンスはあまりない。ただ、今の日本人が見るべき題材であり、テーマがある。ちょっと信じられないほど安いギャラだが、どうにか生活ができるのであれば、やるべきテーマ。いや、生活できなくても、やるべきテーマではある。

とはいえ、「明日」の東京先行公開は来月末。大阪が夏。全国が秋。東京は舞台挨拶も予定しているし、まだまだ、宣伝活動が続く。しばらくは二本立てでがんばらねばならない!

予告篇はこちら=>https://youtu.be/i25nExjEbws



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