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明日にかける橋ー撮影後 燃え尽き症候群と疲労困憊の中 [9月ー2017]

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クランクアップして10日ほどが過ぎた。僕はカメラマンと共にその後2日ほど風景撮りを続けたが、それでも1週間が経つ。そして帰京。しかし、未だに毎晩、撮影の夢を見る。こんな感じだ。「監督!俳優が誰もいません。今日は撮影できません!」と演出部に言われて呆然とする夢。大雨で撮影ができず、唖然として宿舎から空を見上げる夢とか、そんなのばかり。

わーーー!と目が覚めて「今日も撮影せねば!」布団を撥ね除けて、宿舎ではなく、自分のアパートであることに気付く。あー撮影...終わったんだ....そんなことが、撮影終了以来10日以上も続いている。

ベトナム戦争から帰った兵士がアメリカの自宅に戻っているのに、戦場の夢を見てうなされるという話を聞くが、それに近いものだろう。強烈な体験というのは、それが過ぎ去っても記憶や心に残り、その恐怖や緊張感が続いてしまうのだろう。

そして、住み慣れた部屋が自分の部屋ではないように思えて、町も道は知っているけど何かヘン?というもの凄い違和感を持ってしまう。こんなところでコンビニで買い物をしていていいのか?という気持ちなったり(撮影は終わっているのに)何か空虚な気持ちになり、自分は何をしているんだろう?と考えたり。これらも撮影の後遺症だろう。いわゆる燃え尽き症候群。毎回、そこから抜け出すまでに月日が必要。

そして疲労困憊。毎回、撮影前に医者に行くと「過労死するから休みなさい!」と言われるので、最近は行かない。が、撮影直後は立っているのも精一杯。帰京して数日は寝続けたが、さすが後片付けや連絡報告があるので行動を開始した。まずは渋谷に行き、あと処理。

ただ、見慣れた渋谷の町もどこか違和感を感じるのだがーPと後片付け&反省会。スタッフが立て替えた制作費の清算もスタート。同時に年末の地元上映会の段取り。チラシ&ポスターのデザイン。来年の東京公開。宣伝方針。今月末のスタッフへのギャラ支払いの準備。いろんなことが同時進行。

しかし、未だ疲労困憊なのに朝は撮影時と同じに午前5時に目が覚める。そのくせ、撮影時は午前2時3時に寝ていたのに、昼過ぎに横になると眠ってしまったり、早い時間にダウンしたり。編集作業も準備を始めた。編集は3ヶ月に及ぶ戦い。いつまでも倒れてはいられない。ここからが撮影以上の精神力の死闘が始まる。


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