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映画監督は嫌われ役。困ったちゃんに好かれても意味はない?=本当に大事なことは何か?考える。 [嫌われる大切さ]

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映画監督は嫌われ役。困ったちゃんに好かれても意味はない?=本当に大事なことは何か?考える。

映画製作でキャスト、スタッフを決めるのは監督だ。テレビの場合はPだが、映画は伝統的に監督である。気の合うスタッフ(仲がいいということではない。センスがある、技術がある。意図を理解するという意味で合うだ)同じ意味でキャスト。もちろん知名度もあるが、スタッフと同じ条件だ。

このところスタッフはほぼ同じメンバーだ。皆、優秀な上に協調性があり、何より「いい作品を作ろう!」という思いを持っている。そもそも映画人はそういうタイプが多いのだが、そうでもない人もいる。「今回の撮影は早めに終えて欲しい。家が遠いので」なんて最初に行ってきたスタッフがいた。その段階でもういい!という感じだ。

古い価値観を押し付けるベテランもいる。「お前は映画がわかってない」と説教するが、デジタル時代にフィルム時代の方法論は通用しない。反論を許さないというのではない。意見は聞くが、それに納得できないものは却下する。なのに、それをいつまでも繰り返したり、不貞腐れたりする者もいる。

スタッフィングのときはいつも「七人の侍」を思い出す。毎日、飯が腹いつぱい食えるというだけの報酬で村を守る侍を探す前半。腕はよくてもプライドが高いとダメ。腕は中の下でも辛い時に役に立つとか「そーだよなー」と思う。僕の映画はいつも低予算であり、それでも「やる!」と言ってくれることが必要なのだ。

そうなると太田組スタッフは腕が悪いか、新人ばかりになるか?と思いきや映画テレビの第1線で活躍する人たちが数多く参加してくれている。「太田組は楽しいからね」「監督は絶対に手抜きしないし、必ず泣けるいい映画を撮るから」と言ってくれる。ありがたい。

僕は現場では怒鳴ったり、必要以上に粘ったりはしない。が、細かいことにうるさい。技術部には監督の指示に従わず勝手にカメラ位置を決めたり、照明を作ったりする人がいる。が、それは絶対にアウト。全て計算して演出をしている。パートごとに判断してはいい作品はできない。また、当然のことだが、他のパートにあれこれ文句や指示を出すのもアウト。照明部が撮影部に、録音部が演出部に口出すするのはダメ。

また、男の子に多いが、若い女優たちと仲良くなりたくて仕事をしている連中がいる。必死に携帯番号やメールを聞き出そうとしたり。隠れて夜のドライブをしたり。僕はそれを見抜くのが得意。厳重注意する。大学のサークルではない。彼女探しの場ではない。そのことで俳優たちのストレスにもなる。振られて仕事に力が入らなくなる奴もいる。何れにしてもアウト。

撮影中は仲良くやるべきだが、仲良くを優先して、わがままを許してはいけない。やってはいけないことを許すことはできない。大事なのは素晴らしい作品を作ること。だから、嫌われても何しても、やってはいけないことは止める。

止める余裕がない場合は二度と、その人をチームに呼ばない。それで批判されても構わない。たいてい、そんなスタッフは他でも事件を起こし仕事がなくなる。

大事なのは問題起こす人と仲良くやることではない。トラブルを見て見ぬ振りをすることでもない。困ったちゃんは排除して、本当に真剣な人たちと仲良く力を合わせること。それが素晴らしい作品ができることに繋がる。僕の映画が毎回、高い評価を受けるのは、そんな素敵なスタッフが毎回参加してくれるからなのだ。


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