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「24」の面白さを分析する=何がこれまでのドラマと違うのか? [ドラマ感想]

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「24」の面白さを分析する=何がこれまでのドラマと違うのか?

見だすともう止まらない。何時間でも見続けてしまう。0時を回り、2時3時になっても止まらない。主人公のジャックより見ている方が疲れて来るが「もう1話だけ見よう...」とまた1枚、ディスクをプレイーヤーに。気づくと外が白んでいる。そこまで夢中で見るドラマってなかなかない。

「あーー」「嘘だろーーー」「もうやめてくれ」「何でだよ」

と叫んでしまうドラマなんて他にない。本来、僕はドラマを作る側の仕事。どこかで冷静に見ている。

「これはスタジオで手持ちカメラか? このキャラはあの事件の伏線で登場させたな?」

とか考えるのだが「24」は普通の観客になってしまう。その凄さはどこから来ているか? 10年ぶりに見直すことで研究しようと考えた。

そもそも「24」は「刑事アクション」と思われがちだが、そうではない。レンタルDVDを借りた時に特典としてアメリカ版の予告編が収録されていた。それを見ると英語のナレーションで「スリラー」と言っている。制作側も「アクション」ではなく「スリラー」という認識なのだ。膝を打つ。

僕はアクション映画が大好き

ということはない。むしろサスペンスものが好き。ハラハラドキドキ。ヒッチコックのような映画。その意味で「24」はスリラーなので惹かれたのだ。刑事アクション映画のような銃撃戦もあるが、時限爆弾が爆発する=>そのタイムリミットとの戦い。大統領が狙われている=>どうやって阻止するか?というハラハラがメインなのだ。

見直して気づいたのは「24」は「刑事もの」のスタイルで捜査官が事件を追う形にはしているが、裏側は「家族ドラマ」になっている。通常の刑事ものは仕事に忙しく家族を顧みない主人公、という設定のためだけに、妻や子供が出てくることが多い。というのも家族にスポットを当てると話が逸れてしまうから。時間が取られる。それが「24」では「刑事もの」スタイルの中に家族ドラマを持ち込んでいる。

第1シーズンでは

主人公ジャックの娘と母が誘拐される。大統領候補暗殺に手を貸さないと殺されるという進行。その一方で候補者であるパーマー議員は息子の冤罪で家族がバラバラ。家族を顧みなかったツケを突きつけられる。さらに野心家の妻とのトラブル。家族の絆が試されている。そして敵側のテロリストも殺された家族の復讐。その家族を任務とは言え殺害したのがジャックだ。

そんな風に敵味方共に「家族との絆」を背負っている。通常の映画やドラマではあまりない設定。映画は2時間前後、そこまで描きこむ余裕がない。対して「24」は24時間のドラマ。脇のキャラクターも家族もしっかり描ける。そのことで単なる悪VS正義のドラマにはならず。また、家族が脅かされることで、よりハラハラさせられる。

背景の描かれていない通行人が

人質に取られても、観客は同情しないが、背景や家族関係が紹介されている妻や娘が人質になると「何とか助けて欲しい!」と願ってしまう。そのことでさらにハラハラドキドキ。そして「24」特有の展開。通常なら危機があっても、安易な方法で解決して「なーんだ!」ということが時々ある。対して「24」はより悪い方に展開し、重要な登場人物でもあったり死んだりする。

これまでのアメリカのドラマでは、レギュラーは絶対に死なないという暗黙のルールがあった。が、それがない。視聴者が好感を持ち、応援していたキャラも無残に殺されたりする。今までのドラマなら「この人はレギュラーだから大丈夫。絶対に死なない」どんな危機でも安心して見ていたが、容赦無く殺されるのが「24」ハラハラドキドキがさらに加速。

あと、「24」には必ず政治が絡む。

汚職や陰謀。政権争い。権力を悪用する人たち。そして味方の中に必ず裏切り者、内通者。「誰も信用できない!」そんな現代的な部分を反映した設定も魅力。まだまだ、書きたいことがあるが、そこがこれまでのドラマと違う部分である。続きはいずれ。


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