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映画の世界。金とコネだけではない!=汚れた世界と思いきや素敵な人達がたくさんいる? [映画業界物語]

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映画の世界。金とコネだけではない!
=汚れた世界と思いきや素敵な人達がたくさんいる?

芸能界とか言うと派手だけど、汚い世界で、金と名誉を求めて魑魅魍魎が闊歩している世界という印象が強い。が、もう20年近く、仕事をしていて、その部分を痛感することも多い。が、また別の一面も感じる。

僕が監督する映画の多くは低予算だ。億単位のものはない。だが、毎回、第1線で活躍する俳優たち、ベテランの大御所が出演してくれる。もし、大手プロダクションの社長が友人とか、父親が芸能界の顔役なら、

「ああ、そういうことね。でないと無理だよね〜」

と言われるだろう。だが、そうではない。僕自身、最初は俳優さんたちが

「スポンサーが大手テレビ局とか、大手広告代理店と勘違いして出演を決めたのではないか?」

と考えたくらいだ。何で、有名でもない僕なんかの映画に出てくれるのだろう。あんな凄い人達が!と思えた。本人やマネージャーさんに直接聞いた。理由は

「脚本が素晴らしいから」「地元の方々の熱い思いを感じたから」

というものだった。さらに作品が完成すると、こう言う人がいる。

「また、次回もよろしくね!」

社交辞令かと思ったが、その大御所俳優さん、あちこちで

「また太田監督の映画に出してもらうんだよ」

と言っているらしい。マジだ! 或いは新作がスタートすると

「今回の私の役はどんな?」

と連絡をくれる国民的女優もいる。まだ、依頼もしてないのに! 次第に分かって来たこと。第一線で活躍する俳優さんたちというのは、お金とか名誉とかではなく、本当に演じたい役を演じたい。素晴らしい作品に参加したいという思いを持っているということ。ある有名俳優のOさんはインタビューでこんなことを言っていた。

「引き受ける時は2つ。本当にやりたい役ならギャラが安くてもやる。あまりやりたくないけど、ギャラが高ければやる」

俳優業も商売だ。しかし「本当にやりたい役なら安くてもやる」というのは素敵。この世界。コネと、金と、名声と、そんなものを求めて寄生虫の様な人々が徘徊している。新人時代は理想に燃えて、でも、現実にぶつかりやる気をなくすということはどこの世界にでもある。

それが第1線で活躍する、有名俳優、ベテランの方がそんな熱い思いを持っている。むしろ新人の方が

「大手事務所でないと」「ギャラが安いんだよな」「メジャーでないと仕事したくない」「こんな仕事は本気でやれないよな」

なんていう奴が多い。比べて、成功してビッグネームとなった人達は最初から金と名誉のためでなく、毎回、全力投球をして来たのだろう。だから、今があるのだと思える。若い頃に考えていた理想が大人になり、社会に出ると崩れていくのが普通なのだが、映画の世界は若い頃に抱いた純粋な気持ちを幾つになっても抱えて戦う人達がいる。そんな人が生き残り、ロングランする世界でもある。ドラマ以上に現実はドラマティック。捨てたものではない。


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