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「ゼイリブ」この映画大好き! [10月ー2018]



「ゼイリブ」この映画大好き!
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明日にかける橋ーららぽーと磐田、今週金曜12日で終了かも? [10月ー2018]

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明日にかける橋ー

通常は2週間上映なのに、すでに6週間のロングラン。

大ヒットです。

が、そろそろ終わりも近くなりました。

今週が最後の上映かも。

ぜひ、この機会にご覧ください。

【9日・火〜11日木曜日 10:35AM〜 ららぽーと磐田】



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俳優業—そして表現の仕事を目指す人たちへ。それは本当の自分を見つける旅 [映画業界物語]

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俳優業—そして表現の仕事を目指す人たちへ。それは本当の自分を見つける旅

俳優。及び「表現」の仕事を目指す人たちへの覚書。好評なので、もう少し書く。何度も語ったことだが、俳優でも、歌手でも、作家でも、映画監督でも、漫画家でも、表現の仕事をする人たち。特に若い人たちにいえること。インプット作業ばかりで、アウトプット作業をしないことでの弊害が一番悲しい。

つまり、俳優でいえば映画やドラマ、舞台を観る。数観ると目が肥えてくる。見る目が育つ。それは脳科学でいえばインプット作業により育ったもの。でも、見る目ができたから、自分でそれができるか?は別だ。それはアウトプット作業の繰り返しで、その能力が育つ。それはインプット作業より遥かに大変。

ピアニストなら毎日、ピアノを弾き、練習する。幼い頃から何年も続ける。そのことで脳がその行為を体に伝達。それを繰り返すことでよりスピーディに、その行為ができるようになる。バイオリンでも、バレーでも同じ。演劇も同じだ。観ているだけではうまくならない。繰り返し演じる。いろんなパターンで演じてみる。そのことで脳が考えたことを体が再現できるようになる。それが演技が上達するというメカニズムなのだ。

それをインプットばかりしている俳優の卵たちが多い。アルバイトばかりしていて「いつか俳優になってブレイクする」と夢見る若い人も多い。「チャンスさえあれば、俺はできる!」と思い込んでいる。が、実際、芝居をさせると、素人レベルであることがほとんど。インプットばかりしているとこう考える。

「昨日のドラマの女優。酷いねえ。どーせ事務所の力で出演したんだろうけど。私の方がマシねー」

自がプロで通用すると思い込む。「私は実力がある。即戦力だ」と思い込み、努力しない。大手の事務所に入ればすぐに仕事があると思う。実際に芝居をすれば自身の力を知るのだが、結局チャンスは掴めず挫折するのがほとんど。

「その素質を鍛えれば、何とかなるのに〜」と思う若い人たちもいた。が、多くは自身過剰と勘違いで努力もしないまま、消えていった。俳優の卵だけではない。このシリーズに登場した脚本家志望の後輩も同じ。ヤクザの店でバイトして

「この体験をネタにシナリオ書けば、凄いものが書ける!」

といっていたが、結局書こうとはせず、その店のバイトから正社員になった。その後、彼が脚本家デビューしたという話は聞かない。監督やPの飲み会を聞けば駆けつける無名女優。製作会社に営業もかける。が、彼女に必要なのは演技力を磨くことだ。演技力がないから依頼が来ない。そのことに気づいていない。

「まだ本気、出してませんから!」

それが口癖の25歳。演劇学校に通っている。が、彼もまた消えた。映画監督志望なのにシナリオも書かないー学生映画も撮らないー友人の作品を批判してばかりいた後輩もいる。20年後に再会したが、未だにシナリオを書いていなかった。彼ら彼女らの問題点は同じ。高いプライドだ。

「私には力がある。テレビに出ているタレントより実力がある」

そう思い込んでいる。詰まらない仕事はしない。俺がやるときは、それなりの場で!とか考えるから、余計に何もしない。月日だけが過ぎていく。

その間に実力を磨くこともできたのに、バイトバイトで過ごしてしまう。そして彼らの多くは「才能があればやっていける」と信じる者もいる。でも、才能なんて存在しない。何度も書いたように「鋭い感受性」を持つ者が、表現力を磨き、養い、育て、年月をかけて力を付ける。その仕事振りを見て、努力しなかった人たちが「才能あるね」というのだ。それに気づかずに

「俺には才能があるはず。いつか認められる」

とバイトをして、半年に一度の舞台公演だけで何年も過ごしてしまう。展開があるわけもなく、やがて「俺の努力が足りないんだ、、、」とは思わず、こう考える

「世の中、甘くないんだ....」

こうして多くの夢多き若者は諦め、消えて行く。そんな人生をこの30年にどれだけ見て来たことか? だから、若い人たちが同じ轍を踏まないようにこんな記事を書いている。

自分の力を試すこと。なぜしない? 演じる。書く。作る。奏でる。歌う。まず、それをすることで自分の実力を知ることができる。そしてまず「自分が大したものではないこと」を知ること。最初からできる奴なんていない。

どの分野でも素質がある奴はいる。成長が早い者もいる。学びは遅くても大成する人もいる。自分は何が得意か?何が苦手か? 何が足りないか? 実践しながら、そんなことを考えていくことが大事。また、少し僕自身の話をしよう。

「太田監督の映画は皆、泣ける」

そう言われる。ありがたいことだ。でも、すぐ真に受けないで映画館に行き、観客の反応を見る。劇場の壁にもたれてスクリーンを見ず、観客の反応を見る。狙ったシーンで笑うか? 泣いてくれるか? それを確かめる。うまく行けばオーケー。無反応なら反省。

いろんな劇場で、いろんな年齢の客で確認する。「映画で泣けた」というと安易に「あの監督は才能あるからなあ」という人もいる。それは違う。先に説明した「才能」なんて存在しない。

感動—を演出するとき、泣ける物語を作るだけではダメだ。それを演じられる俳優。うまいだけではダメ。いろんな背景を考えて選ぶ。次にロケ地。その会話をするにふさわしい場所はどこか? 森で話すと泣ける会話もあれば、都会で話すと心に染みる会話もある。

次に朝、昼、夕方、夜のいつがいいか? そしてお天気は晴れ、雨、曇り。風? 季節は? 春夏秋冬? そして撮影法は望遠? 広角? そして照明は? 明るめ? 暗め? 光の色合いは? その全てを考え抜いて感動シーンを作る。単に実力派の俳優を呼べばいいというものではない。

ただ、考え抜いて撮影しても、うまく行かないことがある。そのときは考える。何が悪かったのか? シナリオ? 俳優? ロケ地? カメラ? 照明? 考えて考えて考えて、別の機会にもう一度、挑戦する。それでうまく行けば、反省が正解だったわけだ。次はその方法論をベースにさらなるプラスを考える。それが演出だ。試行錯誤の連続と、反省、そして実践。

これは他の業種でも同じだ。俳優でも舞台で演じた。イマイチな評判。何が悪いのか? 反省。試行錯誤。そして次の機会に実践。その繰り返しで演技力が育っていく。それをせずにいたら、実力は伸びない。大きなチャンスを待っているだけでは表現力は育たない。

バイトをしているだけで演技派にはなれないのだ。学校で講師に教えられても、大きな成長はできない。実践が大事。舞台に立つ。カメラ前に立つ。もちろん、小さな役でもそんなチャンスはなかなかない。でも、それを何とか掴んで実践することがうまくなる秘訣だ。

自分にあって他人にないもの。それを探すことも大事。日本という国は皆、同じということを大切にする。皆がすると自分もしなければならないと思える。 「はみ出していけない。目立ってはいけない」そんな国だ。が、芸能の世界&映画の世界は逆だ。人と同じことをしていてはダメ。個性的で、自分らしさをアピールしなければ認められない世界なのに、おとなしくアルバイトをして

「店に迷惑かかるので、その日は休めません。オーディションは行けないんです」

なんていう。

「友達の結婚式があるので、その日の仕事は行けません」

と返事が来る。それなら俳優を目指したりせずに、カタギの世界で、会社員になった方がいい。何より表現の仕事は「仕事」ではない。金や名誉のためにすることではない。「生き様」だ。表現をせずに生きていけない人たちの集まり。「一生、食えなくてもやる!」「一生、主役ができなくても芝居がしたい!」そんな思いがなければできない。

「俺には当てはまらないな。いずれブレイクするからよ」

と思う人はその道でぜひ、成功してほしい。30年以上、いろんな人を見てきたが、それで成功した奴は1人もいない。俳優だけでなく、表現の仕事を目指す皆さん。ぜひ、一度、自分を見つめ直してほしい。自分が本当にしたいことは何なのか? 何が得意で何が苦手か? 自分を知らずして表現はできない。

もし、自分が表現の仕事に向いてなくても悲しむことはない。それはまっとーな社会人として生きていける証でもある。夢を追い、挫折しても、それはいい経験であり、のちの人生に役立つ。とにかく挑戦し続けること。

失敗しても、成功しても大きな財産になる。だから、まず、自分を知るところからスタートしてほしい。本当にほしいものは何か? 自分が望む人生とは何か? 有名なりたいのか? 芝居がしたいのか? そこからいろんなことが見えて来るはずだ。


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キャスティングってどんな風にして行うんだろう?=映画「明日にかける橋」の俳優はいかにして決まったか?❶ [映画業界物語]

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キャスティングってどんな風にして行うんだろう?=映画「明日にかける橋」の俳優はいかにして決まったか?❶

どの役を誰に演じてもらうか?それをキャスティングという。その役に合う俳優を選ぶのはもちろんだが、キャラは合うが演技力がイマイチとか、ギャラが合うか? 高すぎるとどんなピッタリな役でも諦めるしかない。

人気も大事。無名の役者をメインキャラにしても興味を持たれない。ただ、大手の映画を見ていると、人気俳優ではあるが、この役は無理だろう?とかいうのもある。役柄よりも人気を優先したのである。映画やドラマを観ていると、いろいろ感じることは多い。では、映画製作ではどんなふうにして俳優を決めていくのか?どんな順番で決めていくのか? 今回はその辺の話をしよう。

具体的な方がいいので、「明日にかける橋」の場合で説明するが、その前に一般的なキャスティングから紹介する。通常の映画は主役から決める。例えば文芸大作。

「やはり、高倉健さんがいい。じゃあ、親友役はやはり田中邦衛さん。では、会社の上司は大滝秀治さんだね? 奥さんは倍賞千恵子さん。いや、いしだあゆみさんかな?」

てな感じで決まっていく。いずれにしても主役を決め、そのまわりのメインキャストを決める。主役を決めることで物語のカラーが決まり、他の俳優を決めやすくなる。ところが我が太田組では主役はあとになることが多い。「えー何でそんなことが成り立つの〜」と言われそうだが、そこにはいろんな意味がある。順に説明する。

今回で言えば、田中美里さんが一番。というより、シナリオを書く段階から、主人公の母親は美里さんをイメージして書いた。前作「向日葵の丘」の素晴らしい演技。そのあとに拝見した美里さんの朗読劇「私の頭の中の消しゴム」で、彼女は悲しい役も似合うと確信した。

本来「田中美里」といえば強いイメージ。ゴジラと戦ったり、女検察官だったり。しかし、素顔の美里さんを知り、映画に出てもらい、むしろ傷ついた悲しい役が合うと感じた。その方向で心が崩壊していく悲しい母親の役を作り、美里さんのイメージでシナリオを書いた。いわゆる当て書きである。

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次に、ここしばらく毎回、太田組に出演してくれる藤田朋子さん。その好意に甘えて、誰でもできる役をお願いしては失礼。「今回も面白い役を頼んできたなあ〜」と言って喜んで出てもらえる役をお願いしたい。が、前回の帰国子女はもうダメ。彼女が連ドラで演じている長子のようなキャラもダメ。

「こんな役は演じたことないよ。挑戦したいな!」

と思ってくれる役でないと依頼したくない。そんなことを頭の隅に置きながら、物語を考えていた。「明日にかける橋」は簡単にいうと日本版「バック・トウ・ザ・フューチャー」だ。細かく言えばかなり違うのだけど、その種のタイムスリップもので必要なのが、過去の世界での協力者。「バック」でいえばクリストファー・ロイド演じるドク。それをどうするか? 

僕はシナリオを書くときに、先に俳優を決める。というのも自分の中で作り上げたキャラの場合。それを演じることができる俳優がいないことがある。それに近い人では物語が成立しなくなることもある。もちろん、得意なキャラクターの場合は別だが、低予算映画の場合。作家の自由な発想であれこれ書くことで、キャスティングが破綻することがあるのだ。長くなるので詳しくはいずれ。

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とにかく、ドクが演じられる俳優を考えたが、なかなかいない。お笑いの人も考えたが、単なる変な人になりそうだ。また、クリストファー・ロイドという人は非常に芸達者な俳優で、アメリカのドラマ「タクシー」等でも大人気。場数を踏んでいる。彼のモノマネをするだけの演技だと、それこそ昔の「ひょうきん族」になってしまう。考えた。

では、女性はどうか? 女性のお笑い芸人? いやいや、それだと結局バラエティになる。「バック」はコメディの要素が強いが「明日」は文芸作品の色合いを出したい。笑いができて、文芸もできる人。そう考えて、保留にしていた藤田朋子さんを思い出した。彼女ならできる! こうして里美先生という役を考えた。念のためにいうが、この段階では田中美里さんも、藤田朋子さんにも連絡しておらず、承諾も得ていない。断られるかもしれない。2人とも人気俳優だし、超多忙。何本も続けて僕のような監督の映画に出てくれるだろうか?そんな不安も...。

そうしてシナリオがスタート。書きあがったものをまず、先の2人に送る。そしてメインキャラのキャスティング。まず主人公のみゆき。これは10代と30代の2人。父親。社長。この4人がメインキャラだ。本来なら主人公のみゆきを決めるのだが、そうならず太田組作品のこだわりが先行した。特別枠があるのだ....。(つづく)

ららぽーと磐田(今週金曜で終了の可能性あり)、岡山メルパにて上映中!


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