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劇団キャラメルボックス倒産。34年の歳月を走り続けるということ? [舞台感想]

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劇団キャラメルボックス倒産。34年の歳月を走り続けるということの凄さ!

僕の大好きな劇団の一つ。芝居はいつも笑って、ハラハラして、感動できる。若い女性に人気があり、1年に3公演。劇団というと皆がバイトしながら1〜2年に1度公演なのに、こちらは劇団だけで食っていける、ちゃんと利益を上げる団体。年間10億円の売り上げもあったと聞く。それがなぜ?

「太田が書きそうな物語を舞台でやっている劇団があるんだよ!」

90年代に舞台好きの友人からそう言われて見に行った。タイムスリップしたり、死ねない人の悲しみを描いたり、ダメな役者たちが芝居を立ち上げる話だったり、僕が好きなスタイル。俳優たちも高校野球のような一生懸命さで、応援したいなる。あの上川隆也さんも、この劇団で長らく活躍していた。

ビジネスもうまい。リピーターが来るような仕掛け。パンフレットを無料で配る(豪華版は有料)サポーターズクラブ。DVD。台本は高校演劇部が使うなら格安(通常の劇団は使用料馬鹿高い)。1年に3回、スプリングツアー、サマーツアー、クリスマスツアーと、若い女性がメインで毎回、満員御礼だった。場所は主にサンシャイン劇場。クライマックスは会場が涙涙となる。

「それがなぜ?」

と思うのだが、いい台本を書き続ける苦労を他人事ではない。もともと、早稲田の演劇サークルからスタート。成井豊が作・演出をすることで劇団は1985年に発足したと聞く。それから34年。物凄い年月だ。それをロングランし続けたというのは神業。だが、どうしても毎回ホームランは打てない。

続けて見に行くと、2本に1本はそれほど感動できないで終わることがある。また、女性客が中心。20歳でファンになっても、30歳で結婚して、子供ができれば、なかなか劇場には行けない。世代代わりをしても、またそこから10年。34年ということは3つの世代を超えてきた訳だ。また、時代の推移で趣味思考の変化もある。テレビでも90年代は「東京ラブストーリー」だったが、その種のトレンディドラマはもう死滅している。

そんな中でキャラメル・スピリッツを持った作品を成井豊さんは多くをオリジナルで書き続けた。馴れ合いにならないために劇団員とは飲みに行かないという話も聞いた。それでも34年。いや、34年も続いたということ。多くの劇団は数年で潰れていく。それ以前に黒字になるところはほとんどない。内容的にも、興行的にも満足行く結果を出すこと。その重圧の中で、書き続ける作家の苦悩は想像を超えているだろう。僕らが20歳くらいの頃。映画監督を夢見る友人と話した。

「プロデビューできたとして、いくつまで作品を作れるか?」

作るチャンスを掴み続けること。そして観客が喜んでくれる内容であること。そしてヒットさせること。友人はこういった。

「才能があればできるんじゃないかな? 俺は俺に才能があると信じている」

でも、彼はプロデビューすることもなく故郷に帰った。同じ頃にキャラメルボックスはスタート。今日まで走り続けて来たのだ。並の努力ではできないことを実現して来たのだ。そんなことを感じている。


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唐組。公演。「ジャガーの眼」 1年振り拝見。 [舞台感想]

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唐組。公演。「ジャガーの眼」

昨年の春公演「吸血姫」以来、1年振り。

今回は二時間越えの上演時間。

雨の中、大入り満員。

やはり、最後は心が震える。

どうすれば、そんな演出が出来るんだ!

毎回、思い知る。




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