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「24」シーズン3=10年ぶりに見た! ドラマを超えた過酷な物語に打ちのめされる。 [ドラマ感想]

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「24」シーズン3=10年ぶりに見た! ドラマを超えた過酷な物語に打ちのめされる。

しかし、よく出来ている。嫌が上にも引っ張って行かれる。このドラマはやはり基本が「家族ドラマ」だ。ジャックとキムの親娘。トニーとミッシェルの夫婦。パーマー大統領と弟ウェイン。そして元妻のシェリー。

それだけでなく、事件に巻き込まれる人たちもまた家族だ。細菌兵器を麻薬と思い運ばされる青年。その両親(特にこの部分は涙なしで見られない。どこにでもある親子の諍いと愛情)メキシコの麻薬組織のボス。その妻と弟。そして父(この3人の結末も胸に突き刺さるもの)何より敵組織のボス・サンダースとその娘ジェーン。これも悲しい。

誰もに家族がいる。そして互いに愛し合っている。家族のために!としたことで大きな犠牲が出てしまう。互いを思い合うことで、互いを傷つけてしまう。そんな中で家族とは何か?を物語を問いかけてくる。そこが単なる「刑事アクション」ドラマのジャンルではないこの作品の魅力なのだろう。

そして善と悪では分けられない人々が苦しみ、葛藤する。まるで神からの試練のように、理不尽な状況に追い込まれる。エンディング。事件は解決するが、多くの犠牲が出た。キムの恋人チェイスは腕を失い。事件を止めた功労者のトニーは10年の懲役。ガイル捜査官は死亡。夫の仇を打った妻は殺人罪で逮捕。憎らしいが優秀な上司だったシャペルも....。そして大統領も、補佐官の弟も大きな犠牲を強いられた。

通常、ドラマを見ていて主人公が不幸を切り抜けると「何だ。そんなことで切り抜けたのか...」と冷めてしまうことがある。が、この作品は「もうやめてくれ!」「お願いだから助けてあげて欲しい」と願ってしまう。何が違うのか? それは視聴者が登場人物に共感、強く感情移入し、事件や関係性に自分も似た経験があることを感じるからだ。

それはもうシナリオの出来がいいということ。何が他と違うのか?と思い、それを確かめるために見直したのだが、また真剣に見入ってしまい、研究ではなく、普通の視聴者になってしまった。そして通常のドラマならラストは主人公がまた次の事件に飛び出して行く=的なカッコいいものであることが多いが、今回はあのジャックが1人号泣するというもの。そこに事件の大きさと彼の人間性が見える。



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「死なないでくれ!」と思うドラマ&思わないドラマ。何が違うのか? =「24」シーズン3分析! [ドラマ感想]

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「死なないでくれ!」と思うドラマ&思わないドラマ。何が違うのか?
=「24」シーズン3分析!

「24」シーズン3を見ている。今回は細菌兵器を題材としている。最大の見せ場は細菌を巻かれたホテルを封鎖する場面。中には数百人の宿泊客。彼らを外に出したら感染が広がる。CTUメンバーのミッシェルは細菌爆弾が爆発する前に止めようと、防護服を待たずしてホテルに突入。隊員の1人が発見。止めようとした瞬間に細菌が放出され、彼は感染してしまう。

次々に発症する宿泊客。まず、鼻血が止まらなくなり、肌に発疹が現れ、咳が止まらなくなり、苦しみ、死んで行く。助かる方法はない。ミッシェルは防護服は来ていない。90%が感染し必ず死に至る。その中で宿泊客の暴動。逃げようとする客。本部で彼女を気遣う同じCTUで働く夫のトニー。彼は上司でもある。3ヶ月前に結婚したばかり。なのに、その日は朝からぶつかってばかり。口をきかないままトニーと別れホテルに向かった。

この辺はもう涙なしには見れない。そんなミッシェルにホテルの支配人が懇願する。彼も感染し鼻血が止まらない。

「妻に電話させてください。事件のことはしゃべりません。最後に一度だけ妻の声が聞きたいんです....」

でも、許可できない。そこから事件がバレれば街中がパニックなる。だが、その支配人の協力があったからこそ早期にホテル封鎖ができたのだ。ミッシェルは迷うが首を振る。そして、一番に感染した隊員が多量の鼻血を流し死ぬ。続いて宿泊客が鼻血を流す。中には老父婦、若いカップル、子供連れの家族もいる。苦悩するミッシェル。夫のトニーにも為す術がない。

もう、刑事ドラマやアクション映画のジャンルじゃない。パニック映画だ。「カサンドラクロス」を思い出す。しかし、テレビドラマでよくこれだけの物語を考える。

「酷い。もうやめてくれ!」

と叫びそうになる。だが、そう思わせるのはドラマがよく出来ているからだ。人というのは勝手なもので「飛行機事故で200人死亡」というニュースを聞いても

「へーーいっぱい死んだんだな〜」

他人事であることが多い。芸能人が死んでも

「あいつ死んだんだ〜」

と笑ったりする。しかし、家族や友人が死ぬと打ちのめされ、悲しみにくれる。つまり、想像力のない生き物。自分が知らない人でも、家族がいて、友人がいる。でも、想像しない。

ドラマを見るときも同じ。なかなか、登場人物に共感しない。それをさせるのがシナリオと、演出と、俳優の力だ。それが下手だと、いくら悲しい話でも、泣けない。先日見たある怪獣映画でも、重要人物が2人も自己犠牲を払うシーンがあるのだが、泣けない。キャラに感情移入できないのだ。対して「24」は

「この人だけは死んでほしくない....」

「このキャラだけは助けてほしい!」

と願ってしまう。それはとても良く出来たドラマということなのだ。主人公のジャック・バウワーの印象が強いが、トニーも、ミッシェルも、クロエも、キムも、そしてパーマー大統領も、まるで親しい友人であるかのように感じる。応援したくなる。あの嫌な上司のシャペルでさえも、***のシーンは辛かった。それは俳優の力が大きい。そしてシナリオだ。自分の身近にいる誰かがダブり、皆、欠点はあるが愛すべき存在。

そう思える秘密。そうでない作品との大きな違い。研究したい。それがドラマの出来不出来を決める。それにしても、「24」は以前に全部見ているから知っているのだが、今シーズン活躍したミッシェルが、後々、あんな目に遭い、トニーが道を踏み外していくこと考えると、今回のエピソードはより辛い。本当によく出来ている。


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24シーズン2、二度目、見終わる=やはり圧倒的だった!あれこれ豆知識を紹介する。 [ドラマ感想]

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24シーズン2、二度目、見終わる
=やはり圧倒的だった!あれこれ豆知識を紹介する。

最初は外出した時に電車の中、amazonプライムで見ていた。すでに一度見ているのだが、もう10年か15年前なので、細かい部分を覚えておらず、結構、初見のようにハラハラドキドキしながら見てしまう。後半戦に入るとさらに「どーなるんだろう?」という思いが強くなる。今回もまあ本当に酷い話だ。

テロリストがLAに持ち込んだ核爆弾。

それをCTUのジャック達が探すのが前半の話。従来のドラマなら、警察なり、FBIの捜査官がチームワークで犯人を追い詰めて行くのだが、「24」では敵だけでなく、味方も主人公達を邪魔する。そしてシーズン1で悪女振り全開だった、ニーナとシェリーも再登場。さらにイライラ!

かと思うと、有能だが、ジャックの邪魔ばかりする上司メイスンが前回に引き続き出ているのだが、今回は捜査中に被爆、24時間以内に死亡するという役柄。あれだけムカついた奴なのに、死を目の前にして性格が変わり、人生最後の1日を爆弾探しに捧げる。疎遠になっていた息子と再会する場面は感動もの。

いい奴!と思わせて内通者!

というパターンばかりでなく、こんんな設定で攻められると泣けてしまう。やはり「24」は家族物語だと痛感。メイスンと息子。ジャックと娘キム。事件に巻き込まれるケイトと妹、婚約者、そして父。(母はケイトが高校時代に死亡)パーマー大統領と元妻。そして、トニーとミッシェルの恋もこのシーズンからスタート。

そんな家族の物語が縦横無尽に紡がれていることで、単なる核爆弾をめぐる事件で終わらない。また、核の話は12話前後で決着。後半は別の展開になる。シーズン1が「大統領候補暗殺計画」だけで24話を見せたのに対して、今回は2部構成だ。

1アイディアで24話引っ張るのはなかなか難しいし。そこで今回はスタイルが前半と後半で変わるという新しさを持ち込んだのだ。後半の設定も面白い。LAで核爆弾が爆発。実行犯であるテロリストを支援した国がある。軍はその国に報復攻撃をしようと提案するが、パーマー大統領は慎重に対応しようとする。しかし、その証拠となるのは捏造されてもの。テロリストに黒幕国はいない。なのに、副大統領と軍が無理やり戦争をしようとする。

これって911と同じではないか? 

思い出してみよう。貿易センタービルが攻撃され。報復のためにイラクに攻め込む。でも、実際は証拠がなく、戦争したい連中が裏で暗躍していた。それとほぼ同様の設定だ。911テロは2001年の9月だが、このシーズン2の放送は2001年の11月。つまり、911以前にシナリオが書かれていた。そしてパーマー大統領は黒人だが、このドラマ放送から4年後の2005年にオバマがアメリカ初の黒人大統領に就任している。

非常に現実的な設定でシナリオが書かれていたのだろう。大統領の弾劾会議という展開も、なかなか他の作品では見られないし、核の描き方もアメリカは意外に無知なことが多く、放射能の存在が描かれていないことが多い。核爆弾というのは強い火力を出す兵器という程度の認識(「ダークナイト・ライジング」でも、「インディジョーズ4」でも同様)。その中で「24」はプルトニュウムによる被爆するエピソードがあるのが興味深い。

後半戦はもう、見出すと止まらない。

外出しなくても気になって、結局、部屋で残り全部を見てしまった。本当に良くできている。しかし、この後の展開はすでに知っているので辛いものもある。いろんな苦難を超えて恋を育んだトニーとミッシェルがのちに、あんな残酷な運命が待ち受けていると思うと辛い。そして意外なのはあのクロエがシーズン2でも登場していないということ。全シーズン出演かと思ったのに。

あと、ミッシェル役のレイコ・エイルスワース は、確か祖母が日系人。なので、名前は日本風にレイコなのだ。そして大統領の女性秘書を演じるのがタムリン・トミタ。あの「べストキッド2」のヒロインである。wikipediaによると

沖縄の嘉手納基地で生まれ、

アメリカ合衆国ロサンゼルスで育つ。1985年に2世ウィークの日本祭の女王に選出されたことで注目され、デビューした。とのこと。85年は僕もLAにいた!

1986年の『ベスト・キッド2』

に出演して知られるようになる。1987年には川島透監督の日本映画『ハワイアン・ドリーム』にも出演、時任三郎やジョニー大倉などと共演。1990年にはアラン・パーカー監督の「愛と哀しみの旅路」でヒロインを演じている。日系の人々が2人も活躍しているのも、また嬉しい。


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「24」の面白さを分析する=何がこれまでのドラマと違うのか? [ドラマ感想]

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「24」の面白さを分析する=何がこれまでのドラマと違うのか?

見だすともう止まらない。何時間でも見続けてしまう。0時を回り、2時3時になっても止まらない。主人公のジャックより見ている方が疲れて来るが「もう1話だけ見よう...」とまた1枚、ディスクをプレイーヤーに。気づくと外が白んでいる。そこまで夢中で見るドラマってなかなかない。

「あーー」「嘘だろーーー」「もうやめてくれ」「何でだよ」

と叫んでしまうドラマなんて他にない。本来、僕はドラマを作る側の仕事。どこかで冷静に見ている。

「これはスタジオで手持ちカメラか? このキャラはあの事件の伏線で登場させたな?」

とか考えるのだが「24」は普通の観客になってしまう。その凄さはどこから来ているか? 10年ぶりに見直すことで研究しようと考えた。

そもそも「24」は「刑事アクション」と思われがちだが、そうではない。レンタルDVDを借りた時に特典としてアメリカ版の予告編が収録されていた。それを見ると英語のナレーションで「スリラー」と言っている。制作側も「アクション」ではなく「スリラー」という認識なのだ。膝を打つ。

僕はアクション映画が大好き

ということはない。むしろサスペンスものが好き。ハラハラドキドキ。ヒッチコックのような映画。その意味で「24」はスリラーなので惹かれたのだ。刑事アクション映画のような銃撃戦もあるが、時限爆弾が爆発する=>そのタイムリミットとの戦い。大統領が狙われている=>どうやって阻止するか?というハラハラがメインなのだ。

見直して気づいたのは「24」は「刑事もの」のスタイルで捜査官が事件を追う形にはしているが、裏側は「家族ドラマ」になっている。通常の刑事ものは仕事に忙しく家族を顧みない主人公、という設定のためだけに、妻や子供が出てくることが多い。というのも家族にスポットを当てると話が逸れてしまうから。時間が取られる。それが「24」では「刑事もの」スタイルの中に家族ドラマを持ち込んでいる。

第1シーズンでは

主人公ジャックの娘と母が誘拐される。大統領候補暗殺に手を貸さないと殺されるという進行。その一方で候補者であるパーマー議員は息子の冤罪で家族がバラバラ。家族を顧みなかったツケを突きつけられる。さらに野心家の妻とのトラブル。家族の絆が試されている。そして敵側のテロリストも殺された家族の復讐。その家族を任務とは言え殺害したのがジャックだ。

そんな風に敵味方共に「家族との絆」を背負っている。通常の映画やドラマではあまりない設定。映画は2時間前後、そこまで描きこむ余裕がない。対して「24」は24時間のドラマ。脇のキャラクターも家族もしっかり描ける。そのことで単なる悪VS正義のドラマにはならず。また、家族が脅かされることで、よりハラハラさせられる。

背景の描かれていない通行人が

人質に取られても、観客は同情しないが、背景や家族関係が紹介されている妻や娘が人質になると「何とか助けて欲しい!」と願ってしまう。そのことでさらにハラハラドキドキ。そして「24」特有の展開。通常なら危機があっても、安易な方法で解決して「なーんだ!」ということが時々ある。対して「24」はより悪い方に展開し、重要な登場人物でもあったり死んだりする。

これまでのアメリカのドラマでは、レギュラーは絶対に死なないという暗黙のルールがあった。が、それがない。視聴者が好感を持ち、応援していたキャラも無残に殺されたりする。今までのドラマなら「この人はレギュラーだから大丈夫。絶対に死なない」どんな危機でも安心して見ていたが、容赦無く殺されるのが「24」ハラハラドキドキがさらに加速。

あと、「24」には必ず政治が絡む。

汚職や陰謀。政権争い。権力を悪用する人たち。そして味方の中に必ず裏切り者、内通者。「誰も信用できない!」そんな現代的な部分を反映した設定も魅力。まだまだ、書きたいことがあるが、そこがこれまでのドラマと違う部分である。続きはいずれ。


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「24」をシーズン1から再見。amazonプライムは強い味方? [ドラマ感想]

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「24」をシーズン1から再見。amazonプライムは強い味方?

amazonプライムが凄いのは自宅で、いろんな映画やドラマが好きな時間に観ることができる。iPadがあれば外出時にも、外で映画が見られる。が、映画人として、そんな形で映画を見るのは製作者に対して失礼だ。映画館で見るのがベストだが、DVDであっても、せめて部屋を暗くして真剣に見る。食事しながらとかではない形で見ない。

なので、外でiPadで見るのは、すでに観た作品。勉強のために、もう一度観なければと言う形だ。話は戻るが、amazonプライムは外で見るにはWi-Fi環境が必要。でも、事前にダウンロードしておけばWi-Fiがなくても観れる。(ただ、48時間以内に見ないと消去される)ウォークマンが発売されて音楽を外で聴けるとようになったように、映画やドラマを外に持ち出せる時代になったのだ。

で、最近は移動中の電車、バス。待ち合わせの時間に「24」を見直している。部屋の大型テレビで見るのは新作「ブラックサマー」とか「ベイツモーテル」「ウエストワールド」で、外では以前に見たもの。今は「24」だ。日本でも話題になり、レンタルDVDだけでなく、テレビ放送もされた。今年はリメイクで日本版が制作されるとの話も聞く。今も人気のテレビシリーズである。

僕が気づくのは遅くて、ブームが去った頃にケーブルテレビで見た。歳をとって感性のアンテナが錆び始めたことと、忙しくて新しい情報を得ることができない環境。等があった。が、前者が大きいだろう。身の回りでも若い映画人は皆「24」を見ているが、同世代で見ている友人はほぼいない。完全に時代からズレる世代となったのだろう。

その「24」について書こうと思ったが、ここまででかなりな字数となったので、別記事にて書かせてもらう。今回はamazonプライムがとても便利という話とする。ただ、「24」を見だすと再見であっても止まらなくなり、目的の駅で降りるのを忘れるで、電車で見るには相応わしくないかもしれない?!


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「Zネーション外伝」の「ブラックサマー」本当に怖い。 [ドラマ感想]

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「Zネーション外伝」の「ブラックサマー」本当に怖い。

見ていてヘトヘトになる。それも超低予算。なのに上手い!アメリカの商売熱心さに肝心する。レベルダウンの「Z」からこんなシリーズを捻り出すなんて!

「W D」も「フィアー・オブ・ウォーキング・デッド」という別シリーズが生まれたが、こちらは第3話くらいまで良かったが、あとは「W D」と同じような物語で、単なるキャスト違いにしか過ぎない。内容でいうと本家が上。何のための外伝か?と思うが「ブラックサマー」は本家より凄い。

とは言え、アディも、マーフィーも、10Kも、ドクもこちらには出て来ない。世界観違い過ぎるし。でも、ゾンビもの。奥が深い。もはや設定ではなく、ゾンビものは「ジャンル」である。


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「Zネーション」シーズ4見終わる。限界を超えたクリエーターの苦悩が感じられる。 [ドラマ感想]

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「Zネーション」シーズ4見終わる。限界を超えたクリエーターの苦悩が感じられる。

文句を言いながら見続けた「Z」。結局、このシリーズを担当している脚本家たちの限界だったのだと思える。

「W D」もかなり厳しい。が、中身のあるドラマを何とか展開している。対してこちらはキャラクター人形で「Z」ゴッコを続けるレベルになっている。ルーシーのエピソードは少し盛り上がったが、そもそも、あのキャラを出す必要性がなかったのではないか? 

思いつきで出してしまい、収拾が付かなくなり、一時ドラマから遠ざけたが、再び登場。コメディ・タッチになり、あまりプラスにはなっていない。ゾンビも、高速ゾンビ、植物ゾンビ、不死身ゾンビといろいろ登場させたが、これもあまり効果がなかった。

なぜ、そうなるか? クリエーターたちの能力の限界が来ているにも関わらず、新シリーズが決まり、物語を書くしかなかったのだろう。月日をかけて考える余裕がない。だから思いつきで書く。が、それが伏線になったり、盛り上がる要素になったりしない。シーズン4はそんな連続。キャラクターに対するスタッフの愛がもう感じられない。

姿を消した5Kやレッド。アディの行方は気になるが、その結末を考えているのだろうか? シーズン3の最終回は盛り上げたが、それがシーズン4の初回では解決されていないものが多い。要は考えずに派手なラストを書き、次のシーズンも見せようという「W D」の手法を真似ただけ。

シーズン4を見終わり感じるのは、もともと3話くらいでできる話を12話かけてやったのがレベルダウンの原因だ。ウォーレンが見る不思議な光景を探して旅するのがメインだが、その真相にはなかなか近づかず、どうでもいいエピソードが続く。不思議な事件も起こるが、本筋とは関係ない。関係性を考える余力がなかったのだろう。

とは言え「じゃあ、お前書け」と言われると大変だ。シリーズというのはそれぞにルールがあり、その中で盛り上げねばならない「血を吐きながら続けるマラソン」なのだ。その意味で「Z」はシーズン3でもう完結しているということ。実際の完結=視聴率低下でシーズン5で打ち切り。それが全てを象徴している。

ところが「Z」の番外編。「ブラックサマー」がめちゃめちゃ面白い本当に怖い!見るのが辛い。本家「Z」とは別物!別の機会に紹介する。


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「ウォーキングデッド」シーズン9=第5話でまさかの号泣!凄かった。 [ドラマ感想]

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「ウォーキングデッド」シーズン9第5話でまさかの号泣!凄かった。

昨日も作業終了後にNetflix。「ストレンジャーシング」終了後は「ベイツモーテル」あのヒッチコックの名作「サイコ」の前日譚のテレビシリーズである。が、昨日はちょっと気分を変えて、ストップしていた「ウォーキングデッド」シーズン9をamazonプライムで見た。

シリーズは長く続けると、どーしても面白さが失われる。新しい要素やキャラを導入するが、決められた設定の枠内でやらねばならず、ネタがなくなってくるものだ。「HEROS」の新シリーズもあれこれ努力していたが、本当にダメで続きは製作されていない。

「WD」もかなり厳しく、先行きが難しいので盛り上がる二ーガン編を2クールも続けていた。が、とうとう、そのエピソードも終わり、全く新しい展開を始めることになる。テーマとしてはなかなか素晴らしいもので、これまでのように人間VSゾンビ。人間VS人間ではなく、「憎しみ合うことの無意味」「いかにして共存するか?」という物語になっている。

文芸物語のような崇高なテーマではあるが、ゾンビものとしてハラハラドキドキで見せるシリーズとしては、地味で難しいものがある。果たしてこのドラマを見て来た人たちがそんなテーマを求め、理解するだろうか? 確かにこのシリーズの根底にはそのテーマが初期からあった。が、極端なことを言うと「西部警察」で差別問題をテーマにした話を作るようなもの。やるなら「特捜最前線」でしょう? と言う感じだ。

視聴者が求めているものなのだろうか? ただ、そのテーマは今の時代にとても大切であり、まだ多くの作品が扱っていない。アメリカ自体が問われている問題。ひと昔前までのハリウッド作品は「悪い奴をぶっ殺して万歳。これで平和だ」と言うものが多かった。だが、少し前から「悪人を殺しても問題は解決しない」と言う現実的な作品が出て来た。

「スパイダーマン」では敵を殺さないし(結果として敵は死ぬが、スパイダーマンは手を下さず、事故や自らの失態で死ぬ)、「ダークナイト」でも悪人を殺さない主義(ジョーカーも死んでいない)で主人公は一貫している。昨年の北朝鮮問題でも、アメリカは戦争に踏み切らず、南北和平に進めたのも、同じ構図だと思える。ドラマは現実の反映。時代は殺し合いを止める方向だ。

「WD」でもあいつを結局、殺してはいない。そのエピソードはシーズン9の第4話でも繰り返される。夫を殺されたあの女性が男を殺そうとする展開があるが、*****となる。そこに殺し合いをしても平和にはならない。共存はできないと言うメッセージがある。

そんな意味で素晴らしいテーマなのだが、物語が地味になる。それが第5話で驚きの演出があった。主人公リックがゾンビ軍団を街に来させないために、1人で別の場所に誘導すると言うエピソードになる。途中で瀕死の怪我をして、意識が遠くなる。流れ出る大量の血液。ゾンビたちが意識を失ったリックに迫る。その数は数百!!!! リック絶対絶命。

(その回近々見る予定の方は以下、読まないように、ネタバレあり)

ここからの演出が素晴らしい。リックは夢を見る。そこに現れる死んで行った人々。リックはいう。

「俺は家族を探しているんだ」

そう、リックの妻も、息子も、失って、今は1人だ。そんな彼の前に現れたのは、かつての親友で同僚の警官。或いは牧場に匿ってもらい、しばらくは一緒に暮らしたマギーの年老いた父。そして、自ら犠牲になり皆を救おうとしたサーシャ。死んだキャラが次々に登場する。この辺から、もう涙が止まらない。これは夢ではなく、リックが天国に行こうとしているかのようだ。死んで行った人たちと語りかけるリック

「本当にこれでよかったのか? もっと違う選択があったのではないか?」

死んだ人たちは皆、悩める彼を慰め、賞賛する。そしてこういう。

「リック。起きるんだ!」

目を覚ますと、すぐ側までゾンビたちが迫っている。血が吹き出す傷口を手で押さえ、起き上がるリック。よろめきながらまた歩き出す。あの場所まで行けば、ゾンビの群れを止めることができる。ここで死んでしまうと、ゾンビは街に行ってしまう。仲間が皆、殺されてしまう。歩き続けるリック。だが、出血多量。意識が遠のいて行く...。果たして....。

という展開なのだが、もうシリーズ中、最高に涙が止まらない場面が続く。何がそんなに感動したのか?分からない。そして、普通ならハラハラドキドキのシーンとして描くパートを、死者が出て来て語り合うという演出が本当に凄い。僕も幽霊が出て来て語る。手を振るという場面を何度か演出しているが、夢の中で死者が出てくるのは考え付かなかった。

なくてもいい場面だ。なくても物語に支障ない。だが、この演出で、というより、シナリオなのだろうが、感動の名シーンとなっている。それにふさわしく、これまでのエピソードはこの回で完結する。次回からは数年後が舞台になる。そこが不安だが、先のテーマで行くと、そうしないと、小さな小競り合いが続く地味な展開にしかできないだろう。

時間を飛ばしても、この先はとても大変そうだが、まずはこの回の展開。本当に凄かった。監督業者として「恐れ入りました!」という感じである。



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ハラハラドキドキ!「24」の脚本家は何を背景にあのドラマを書いたのか? [ドラマ感想]

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ハラハラドキドキ!「24」の脚本家は何を背景にあのドラマを書いたのか?

あっという間に1日が終わる。深夜近くになり、酒を飲みながら(最近も赤ワイン)「24」を観るのが楽しみ。というか、それも仕事のようなもの。今はシーズン7を見ている。ほんと、よく考えるなあというストーリーで、一応は僕もプロの脚本家なのだが、

「えーーー嘘だろうーーーーー!」

とテレビを見ながら叫んでしまう事がある。あれこれ予想しながら見ているのに、そのさらに上を行く展開。恐れ入る。そんな「24」を見ていると、なぜか、映画製作がダブる。「24」はテロリストの計画をいかにして阻止するか? というジャック・バウワーとCTUhs活躍するドラマ。

が、映画製作はいかにして、期間内で、予算内で、問題を起こさずに、安全に、皆が頑張って、素晴らしい作品を作るか?その意味でとても共通点が多い。「24」が予想外な事件が起こったり、仲間同士の対立があったりするので、見ていてハラハラする。同じように映画製作でも、天候、予算の変更、スタッフ間の諍い等で揉める。

「24」で上司が裏切ったり、メンバーが敵と通じていたり、という展開もよくあるが、映画も同様。プロデュサーが勝手なことをしたり、制作費を抜いたり、ベテランスタッフが古い価値観を押し付けてきたりと、内うちでの事件が多いのも同じ。かなり無茶なことをしたり、誰もが無理と思うことをやらなければならなかったりというのも同じ。

もしかしたら「24」の脚本家は、そんな撮影現場での思いをドラマに投影しているのかもしれないと思えてくる。「24」はジャックが活躍するドラマだが、他のアメリカドラマのように主人公1人が頑張ればオーケーというものではなく、クロエやアルメイダ。ブキャナンというジャックを理解する仲間がいるからこそ、事件を解決できるという展開。それも映画製作と同じだ。

僕も10年以上、現場にいるが、僕が連れてきたスポンサーにPが取り入り、僕を除外して、現場を勝手に仕切ろうとしたことがある。或いは、スポンサー自身が最初に依頼してきたことを反故にして、僕らスタッフを見捨てて、プロジェクトを潰そうと画策したり。

最初からギャラを払う積もりがないのに仕事をさせたり。信頼していた人に裏切られたり、期待していた新人が投げ出してしまったりもあった。また、ベテランの先輩が古い方法論を振り回し、押し付けて来たこともある。

「お前のやり方は間違っている!

「そんなことでいい作品はできる訳が無い」

「何も分かってないな?」

「誰もが途中で席を立って映画館を出て行く、最低の映画になるぞ...」

が、結果、いつも作品は評価され、価値観を押し付ける人々にが別れを告げた。思い返すと「24」のようだ。うん。あのドラマの脚本家も同じような経験があり、それを生かしているような気がする。



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「機動戦士ガンダム ORIGIN」Amazonプライムで見た!若き日のシャア。幼き頃のセイラ。懐かしいキャラが続々。 [ドラマ感想]

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「機動戦士ガンダム ORIGIN」Amazonプライムで見た!若き日のシャア。幼き頃のセイラ。懐かしいキャラが続々。

2015年にレンタルDVDで第1話見て、「早く続きが見たい!」と思いながら忙しくて見る機会がなく、気がつくと3年が過ぎていた。Amazonプライムでも配信していたので見ようとすると、課金されるタイプ。結構高い!サンライズ阿漕だなと思っていたら、数日前から無料配信になった。

2日がかりで1話から一気に見た。もの凄くよく出来ていた。もともと「ガンダム」はロボットアニメとは言えない壮大な物語だが、特に今回のシリーズはもう「ヒーローもの」でも「SFドラマ」でもなく、戦争ドラマだ。「戦争と人間」や「戦争の嵐」(アメリカのミニシリーズ)のような物語である。

しかし、散々、スピンオフや続編を作っておいて、「ファーストガンダム」以前を描かないでいたことに驚き。まあ、僕も思いよらなかったけど。下手なシリーズ化より、それが一番面白くなる。今回のシリーズはシャアを中心に、ジオン・ズム・ダイクンの死から、ザビ家の台頭。幼いキャスバルとアルテイシアを中心に1年戦争が始まるまでの物語。

うまいのは、のちの主要キャストがチラチラ出てくること。ランバラルやハモンはもうメインキャラだし、ザビ家の兄弟はもちろん、ガルマとシャアの出会いも描かれる。なぜ、シャアがシャアと名乗るようになったか? 顔を隠すバイザーを付けるようになったか? 1作目のファンが見れば「おーー」というシーンが次々に登場する。

「スターウォーズ」がエピソード6で完結したあとに、エピソード1に戻ったことが、このシリーズが製作された背景だと思うが、その「SW」より時代を遡り方がうまい。ハイスクール時代のミライ。黒の三連星。モビルスーツ開発の経緯。ガンダムファン大喜び。あーーこのキャラがのちにああなるのかーと2倍楽しめる。

そして一番感じたのは、アニメというより戦記ものというスタイル。シャアはあくまでも中心に描かれているだけで、群像ドラマだ。戦争に巻き込まれて行く人々の悲しみ。それぞれの価値観があり、思惑があり、罪のない市民が悲しみ、傷つき、死んで行く。戦闘のかっこよさや勇敢さばかりでなく、悲劇の要素が強い。

そもそも、この物語を作り出した富野由悠季という人がやはり凄いのだ。要はアニメで戦争映画をやってしまったということ。現在、僕の次回作の「沖縄戦ドキュメンタリー」のために太平洋戦争も勉強しているが「ORIGIN 」の世界で描かれるのは、まさに戦争なのである。国と国と関係、戦略、戦闘、攻撃。全て現実のもの。

また、おもしろいのはジオンはナチスを模しているが、連邦は日本がベースのように思える。なのに、ルウム戦ではジオンが真珠湾攻撃のような方法論で勝利する。モビルスーツは戦闘機。実際の戦争でも、真珠湾までの戦艦同士の戦いから、空母を用いた戦闘機の戦いに進んだように「ガンダム」の世界ではモビルスーツがそれに当たる。

あと、当時、僕が「ガンダム」を知り真剣に見たのは映画化されてからで、かなり遅い。1980年になってから。再放送で毎日、夕方から見ていたが、それから38年!その前日潭を50代で見る。10代のときに見た作品だけに、キャラクターも幼なじみのように思え、画面に登場するだけで感じるものがある。

アムロ、フラボウだけでなく、ララ、カイ、ハヤト、カツ、レツ、キッカ。ミライ。ブライト。ランバラル。ガルマと、昔の同級生や近所の人たちと思えてしまう。声優も限りなく、当時の人たち。セイラの声優さんは亡くなっているが、そのセイラの声をララの声優さんが担当していること。何か感慨深い。

ただ、一番好きなのは「ファーストガンダム」ではなく「Z」あれは余にも斬新で当時の子供たちは理解できなかった(僕はもう20代だったけど)20年後に映画化されたときに、初めて多くの人が評価したと思える。それもAmazonプライムで見ることができるが、50話見直しとかすると大変なことになるが、見てみたい気はする。


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