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もし、稚内で映画を撮るとしたら、どんな物語が相応しいか? [地方映画の力!]

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もし、稚内で映画を撮るとしたら、どんな物語が相応しいか?

稚内までは飛行機で2時間ほど。新幹線で大阪に行くより早い。おまけに現地移動はスタッフの方の車。疲れることはしていないのだが、帰京して疲労困憊。まあ、3年間で2本映画を作り、過労でダウンしていた時だから、体力がないのだろう。

でも、稚内は美味しいものをたくさん食べさせてもらったし、北方領土の見える海、日本最北端の岬、全てが感動的だった。街並みもどこで撮影しても絵になるし、これまでにロケした街とは全く違う世界だ。

もし、この街で映画を撮るとしたらどんな物語が相応しいか? 帰京してからも考えている。北海道というと思い出すのは倉本聰脚本のドラマ「北の国から」「昨日、悲別で」高倉健主演の「駅」「鉄道員(ぽっぽ屋)」吉永小百合の「北の零年」「北の桜守」。どれも北国ならでは美しい映像が魅力的。そして名作が多い。

もし、そんな場所で僕が撮るなら、青春ものか? 家族ものか? タイムスリップはありか? あれこれ考えている。心に残るのは樺太記念館。戦争以前はそこに製紙工場があり、多くの日本人が住んでいた。そして今もその町には日本の建物が残っているという。稚内から40キロほど。橋をかければ車で行ける距離だ。そこに物語を感じる。

とか考えているが、静養を続ける時間はもうあまりない。次は北ではなく南に飛ぶことになる。小さな仕事だが適当にはできない。また、7月に入ると「朝日のあたる家」上映会で講演をせねばならない。滋賀県だ。なので、あと数日はおとなしく静養する。


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町のための故郷映画を、批判し邪魔する人。 =不勉強なオヤジたちが老害になる? [地方映画の力!]

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町のための故郷映画を、批判し邪魔する人。
=不勉強なオヤジたちが老害になる?

地方で映画を作るとこんなことを言う人が必ずいる。大抵は年配以上の親父だ。

「結局、監督は自分が撮りたい映画を撮っているだけだよ。だから、最近できた港公園もロケしない、わが町の名産物の野菜も映画で紹介してくれないんだ。俺たちを利用しているんだよ。協力なんてしない!」

本当に悲しい話だが、作品を作ること。アピールすることに対して不勉強なので出てくる言葉だ。解説しよう。まず、

「監督は自分が撮りたい映画を撮っているだけ!」

では、撮りたくない映画を嫌々撮ることが大事なのか? おかしな話だ。ここに誤解がある。多くの人は本当に好きな仕事ができずにいる。嫌でも生活のため家族のために働く。だから、仕事というのは「好きでないことをする」という思いを持っている。

「好きなことをする」

というと趣味とか、甘えていると考える。だって「仕事は嫌なことをするものだから」という発想。その意味で「監督は好きな映画を撮る」=「自分たちの願いを無視して勝手な映画を作る」という批判なのだ。が、地方映画を作る上で大切なのは、町のアピールになること。それを勝手に街と関係のない「芸術映画」にしたり、「ホラー」にするのはアウト。

だが、僕はそれをしたことはない。映画でも、音楽でも、小説でも、作家が本当に関心があり、これをやりたい!と思う作品を作るときに傑作が生まれる。嫌々作ったものが観客の心を打つことはない。

では、監督である僕が作りたい作品とは何か? 

それが先の「芸術映画」や「ホラー」を地方映画でやるのはいけないが、究極は観客が、笑い、泣き、感動する映画こそが「作りたい映画」だ。そんな感動作になることこそが、観客が喜び、映画館に人が詰めかけ、大ヒットする。そうすれば舞台になったロケ地は注目を浴び、アピールする。それこそが僕が「作りたい映画」だ。

つまり、監督が作りたいものを作ることこそが、レベルの高い、街をアピールする映画になる。「自分が作りたい映画を作りたいだけ」と批判するのは当て外れ。そんなことをいうのは「映画作は嫌々作っても良いものはできない。

野菜を使わないのも、それをクローズアップして「この大根美味しいなあ。**市が最高だなあ」という台詞を入れて欲しいとか、意味のないシーンで野菜が出てくることは避けたいということ。また、タイアップでもないのに、無理やり「***を使え」というのはダメ。いくら市役所のイチ押し公園でも、あまりにダサければ町のイメージダウンだ。それが分からずに「ロケしてほしい」という。町のためにも使ってはいけない。

結局、映画とは何か? 

アピールとは何か? どうすれば街の魅力を伝えられるか?を深く考えず、映画とCMを混同=画面に出せば宣伝になると勘違い。勉強不足が招いた問題なのだ。町のためにプラスになる作品を撮っているのに、「利用している」「身勝手!」と当て外れの批判をする。本当に悲しい。ただ、完成した作品を見ると、その手の人は何も言わなくなる。当て外れな批判だったと分かってくれるのだ。

同じことは別の世界でも言える。国民のためにがんばる若手議員を批判し、国民から搾取するための法律を通そうとする老害議員を応援。騙されていることに気づかない。「集団的自衛権」の意味も知らず、「戦争とは関係ない。批判する奴は馬鹿だ!」という人。「馬鹿はお前だ」と言いたくなる人がよくいる。何事も本質を知るところからスタートするべきなのだ。


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大手広告代理店の友人との会話。 映画「明日にかける橋」は1億円以上の故郷宣伝効果?! [地方映画の力!]

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大手広告代理店の友人との会話。
映画「明日にかける橋」は1億円以上の故郷宣伝効果?!

友人「監督。稚内の映画祭に行くんですって?」
僕「うん。昨年の『明日にかける橋』を上映してもらって俳優のトチノさんとトークショーしてくる 
 よ」

友人「また、『袋井市の3人の主婦が声をあげて、磐田市、森町の人たちも賛同して、市民の寄付で映画
  作りが始まった』という話をするんでしょう?」
僕「もちろん。今回は企業映画でなく地元の人たちの思いで作った映画だと伝えないと!」

友人「多分、稚内の方々は『袋井』も『森町』も聞いたことのない街だと思うし、『磐田』はサッカー
  で多少知られているけど、何もなければ一生、知ることがなすしね...」
僕「その街がどれだけ素敵で魅力的な街か?映画を通じて知ってもらうことも今回の映画の目的でもあ
  るから、稚内の映画祭での招待上映はとてもありがたいよ」

友人「もし、ロケ地の市役所が映画なしに北海道で『我が街』をPRをしようとしたら大変。イベントを
  開催しても、なかなか人は来てくれない。街の風景や歴史をパネルにして展示しても、興味を持っ
  てもらうのは難しい。職員が街の魅力を語ってもまず聞いてくれない。何より職員の交通費、宿泊
  費、資料代、展示資料代、会場代で何百万円は必要!」

僕「さすが広告代理店!プランナー。視点が違うね〜」
友人「でも、映画『明日にかける橋』があるので、交通費も、宿泊費も映画祭側が払ってくれて、会場
  を用意、客も集めてくれて、役所がイベントでパネルを貼る以上の宣伝効果を映画はあげる。多く
  の人が街の魅力を堪能してくれる」
僕「そーなんだよ」

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友人「役所の職員が北海道まで行かなくても、おしゃべりな監督と俳優が出向いて、がんがんアピー
  ル。地元でも役所の人の話より映画監督や俳優の話を聞きたがるから客も集まりやすい。それをま
  た監督や俳優がSNSで発信。監督のFacebook友達は4千人以上でしょう? 役所の観光課が1円
  も使わず、街の宣伝ができて、費用対効果は数百万円ということになるなあ。ふるさと納税に負け
  ない額ですよ」
僕「なるほどねー」

友人「観光客を呼ぶことも重要だけど、まず、我が街を知ってもらうことが難しく。名前を覚えてもら
  うだけでも、企業は何億円も払ってコマーシャルするんですよ。そう考えると故郷映画って凄い力
  を発揮しますよね」

僕「うん。北海道の映画祭で上映と聞いても、へーそう?と思う市民もいるかと思うけど、地元の人た
  ちが作った映画は物凄い宣伝効果を上げているんだよ」

友人「昨年までの全国公開、DVD発売、マスコミが取り上げ発信した情報、ちょっと計算したんですけ
  ど、軽く1億円を超える費用対効果。1億円かけて故郷を宣伝したと同じ! 市や県は地元のおばち
  ゃんたちを表彰するべきですよ!」
僕「その映画はこの先、10年、20年、50年、100年と残るから。延々とアピールになる。作ったおば
  ちゃんたち、やっぱ凄いなあ〜」



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映画製作でキャスティングに口出しする市役所? 「主演を交代させろ」??? ーB君の経験談からー [地方映画の力!]

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映画製作でキャスティングに口出しする市役所? 「主演を交代させろ」??? 

ーB君の経験談からー

「自治体では映画製作ができない?」という記事と「プロデュサーはキャスティングをしてはいけない」という記事。両方とも好評。そこで両方の話題が入った「自治体がキャスティングに口を出したことで、トラブル続出!」の話を紹介する。

後輩監督のB君。彼がある地方から依頼された故郷映画。市民が主体となって実行委員会を作り製作費を集めた。途中から市役所が参加した。が、費用は一切出さず「協力」という立場。それが非常にまずい状態を作る。金は出さないのに口は出すということ。担当の職員たちは映画製作の経験はない。にも関わらず、あれこれ言い出した。

提案することにマイナスが多いのに、プロジェクトを推進してきた市民団体が反対しない。皆、市役所を揉めたくない。また、役所の提案が間違ったものであっても、映画作りを知らない市民には「それもいいんじゃないか?」と思う人もいたようだ。

ある日、大きな事件が起こる。すでに決定している主演俳優を役所側が変更しろと言ってきたのだ。その町、出身の俳優を主役にしろと言い出した。

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製作だけでなくキャスティングにまで口出しをする。とんでもないことだ。映画のキャスティングは監督の仕事。役に合うかどうかだけではなく、相手役との相性。人気、知名度。考え方。思い。様々な面を考慮してB君が決めた。以前に仕事をした若手の人気俳優。本人も出演を快諾。すでにマスコミ発表も行っていた。なのに担当職員はいう。

「降りて貰えばいいんですよ。うちの街ではまだその人が主演することは知らない人が多いし、大丈夫です」

B君は憤る。「うちの町」の問題ではない。一度、依頼し承諾した相手に「降りろ」なんて常識的に言える訳がない。「うちの町では知らない人が」なんて関係ない。マスコミ発表をしたのだ。全国に伝わってる。

それを役所の勝手な提案のために主演を下ろすなんて、俳優にも失礼。撮影前に降ろされるなんて名誉問題だ。所属事務所から訴訟を起こされてもおかしくない。もし、役所でも一度決まったことをひっくり返したら大変なことになる。が、担当者は自身の職場に置き換えて考えることをしない。

「**の方がこの町では知名度があるし、市民は喜びますよ。すでに事務所に交渉してOKももらっています」

何勝手に交渉してるんだ!?金も出さない。映画製作も知らない役所がどういうつもりだ! 

「だから、今、そのことを伝えて、監督にも同意してもらおうとしているじゃんないですか?」

理不尽としか言いようがない。にも関わらず実行委員の市民たちは反対しない。やはり役所と揉めたくないのだ。B君が1人反対した。数日後、製作会社のプロデュサーから言われた。

「私のところ役所から連絡があり、説得してくれと。監督は自分がよく知る俳優と仕事をしたいだけだ。そんなことより、わが町出身の知名度がある俳優で行って欲しいとのことです。私もそうした方がトラブルにならずいいと思いますよ〜」

B君は完全に切れた。「よく知る俳優と仕事がしたいだけ」だと?それがどれだけ大事か分かっているのか? 仲良しサークルのノリで映画作りをしていると思っているのか? 何も分かってない奴がPに圧力までかけてくる。許さない!担当者と対決した。

ー地元出身俳優がなぜ、今回の役に合っていると思うのか?

「彼は器用だし大丈夫ですよ。僕がシナリオを読んでも彼で行けると思いましたから」

ーシナリオというものを、これまでどのくらい読んでいるか?

「今回が初めてです。シナリオなんて日頃読む機会はないですから!」

ーその地元俳優の芝居で1番好きなものは何か?

「彼の映画や芝居は観たことはないですよ。でも、本人はよく知っています。いい人ですよ!」

だめだ〜。確かにその俳優はそこそこ有名だし演技派だが、個性が強過ぎる。今回の映画の主役とはタイプが違う。それにシナリオを読んだこともない人間が「行ける」と思いこみ。その俳優の演技も見たことないのに「行ける」と判断すること自体がおかしい。B君は次第にばからしくなってきた。


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今回の企画はとても興味があり。かなり自腹を切って参加している。監督料も非常に安い。終わった時には借金の山となるだろう。でも、絶対にいいものができる!と市民と頑張ってきた。なのに、途中から参加した役所が、映画製作を知らない、シナリオを読んだこともない連中が横車を押し始めた。

これが「別の役で地元俳優を入れろ!」というのなら、まだ分かる。が、主役をその人にすると映画は完全に失敗する。監督であるB君にはそれが分かる。けど、役所の人たちには想像できない。

みすみす失敗作となるのを分かりながら、自分がふさわしいと思わない俳優を使い、素晴らしい作品になることはない。実行委委員たちと役所の担当者を呼んで説明をした。なぜ、主演が彼ではダメなのか? すでに決まった俳優でなければならないか? 30分に渡って熱弁した。

もし、それでも地元俳優で!というのなら、B君は監督を降りるつもりだった。いいものを作れないことが分かりながら妥協して進めるのは市民への裏切りでもある。話し終えた時、市民のおばちゃんがこういった。

「監督が選んだ俳優さんで行こうよ! そこまで情熱を持って選んだ人なら、その俳優さんがいいと思う!」

次々に市民たちは「賛成!」と手を挙げ、B君に賛同した。役所側は渋々地元俳優案を撤回した。その後、映画は完成。大ヒット。実行委員のあるおばちゃんとB君は映画館の近所でお茶を飲んだ。おばちゃんはいう。

「そういえば地元出身の**さんを主演になんて話があったわねえ。今、考えるとありえない〜って感じ。あの物語で**さんなんて想像もできない。やめて正解ね」

B君は分かっている。役所の職員も悪い人ではない。ただ、キャスティングに口を出すのはルール違反。映画の世界では監督がする仕事だ。とても大切な作業であることも知らない。厨房に行き、料理するシェフに、魚の良し悪しの分からない一般人が

「この魚を使った方が美味しい料理になるよ」

と魚を持ち込み、指示するようなものだ。そんなことをする人はいない。でも、映画作りとなると勘違いをする人が不思議と出てくる。餅は餅屋という言葉を忘れてしまう。

その後、B君は別の街で故郷映画を作った。そこでは役所が全く協力をしてくれなかった。そのせいかトラブルは皆無。何事もなく映画は完成した。それが地方で映画作りをする上で大事なことだと気付いた。役所を批判するのではない。映画製作を知らない人が関わると揉めるということをB君は知ったという。映画だけではない他の業界でも言えることだ。



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町興し映画を作ろう!と市が予算を出しながら、悲しい結末に終わったある田舎町。 [地方映画の力!]

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町興し映画を作ろう!と市が予算を出しながら、悲しい結末に終わったある田舎町。

後輩のD君からこんな話を聞いた。彼の故郷で「街をアピールする映画を作ろう」と、市が予算を取った。D君はボランティア・スタッフとして参加。予算は2千万ほど無名の俳優ばかりの地元発見物語。だが、企画時から揉めに揉めた。

一つには行政側があれこれ文句を付けたことで、トラブルが続出。何かにつけ「市民の税金なんだから!」と言って、あれこれ作品に注文をつけたのだ。依頼を受けた映画監督が激怒。何度もあわや中止というところまで行った。D君に聞くと

「市が映画作りというものを全く分かっていないのに、あれこれ口を出したんですよ」

よくある話だ。金を出した側。映画製作の経験もなく、勉強もしないのに聞きかじった話で、あれこれ指示する。例えればオーケストラを呼び、「第9」を演奏して欲しいと依頼。指名した指揮者に市役所の職員がこう言うのと同じ。

「第1楽章はこんな風に演奏してください!」「バイオリンはヨーロッパの人を呼んでください!」

業界でど素人ーと言われるのはそういう人たちのことだ。

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金を出したら何を要求してもいいというものではない。指揮者を指名したなら、その人のセンス、実力、を信じて指揮してもらうのが礼儀。別の例を挙げるなら、レストランで料理を注文した後に厨房に行き、

「キャベツはもっと細かく刻んで、ソースは辛めに!」

とシェフに命令するようなものだ。そう言い換えると、いかに非常識なことをしているか分かるだろう。指揮者でも、シェフでもプロ。それに対して敬意を払わず、何も知らない素人が指示、命令をするのは身の程知らずとしか言えない。彼らはそのために何十年と修行したり、学んだりしてきているのだ。それが分からない地方の人、行政の人が時々いる。

「市役所職員がまさにそんな感じで、依頼を受けた監督は激怒。トラブルが続いたんです」

結果、2000万も使いながら、できたのは30分の短編ドラマ。D君はおかしいと思った。

「2000万は映画制作費としては安すぎる。でも、30分ものならもっと安くできる。内容を見ても500万くらいで出来るものだ」

いろいろ聞いて回って、どうも製作会社が半分以上の制作費を抜いているようだ。つまり、500万でドラマを作り、後の1500万は利益とした。多分、監督は知らないだろう。製作会社がこっそり行ったこと。

「これはちょっと酷すぎ! 監督も可愛そう。真相を究明しなければ!」

D君は役所に直訴したら職員はこう言う

「映画は金がかかるものだろ? あの30分に2000万かかったんだよ」

準備中はあれほど文句を言い「市民の税金なんだから」と繰り返していたのに、その税金が無駄に使われている可能性があるのに、調べようとしない。D君はすぐに気づいた。

「もし、本当に500万で作っていたら、市民の税金が無駄に使われたことになる。大変なことだ。役所の責任問題になる。だから、制作費は正当に使われたことにしておかないとまずい。職員がいうのは、そう言うことなのだ....」

D君は許せず。今度は県会議員に直訴。こう言われた。

「もう、制作費はないんだろ? だったら仕方ないんじゃないか」


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だから、製作会社に明細を出させて、使途不明金があれば返還を求めれば!と言っても「もう、終わったことだから、言っても仕方ないよ」と繰り返す。

「ああ、この人も市民の税金を無駄にすることより、問題を追及するのが面倒なんだ....」

そう思えた。気の毒なのは監督だ。最初は役所からあれこれ言われ、現場では製作会社に半分以上も費用を抜かれた額で撮影せねばならなかった。2度とあの街では映画を撮らないと言っているらしい。D君はいう。

「故郷が舞台の映画が作られると聞き、嬉しかった。だから、ボランティアとして参加した。監督もいい人だった。でも、素人の職員があれこれ言い出し、監督の思いや希望が次々に踏みつけられた。多分、それを見ていた製作会社が自治体はど素人だと気づき、費用を誤魔化しをした。500万で作ってもバレしない!と。実際、役所も県議もそれを知っても動こうとしない。

もともと、我が街で映画作りは無理だったんだ。いや、市役所には無理だった。映画監督といえば芸術家。その人にあーしろこーしろ素人がいうこと自体がおかしい。監督は屈辱的な対応でよく辞めずに頑張った。もっと、監督が作りたいものを自由に撮らせてあげれば、素敵な映画ができたんじゃないかな...」


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そう。あれこれいうのなら職員が監督すればよかったのだ。役所だけではない。映画製作を知らない、経験しない人間があれこれ言うのが間違い。これは映画だけでなく、先に挙げたオーケストラでも料理でも、その道のプロに対して指示するのが信じられない。餅は餅屋。

服のオーダメードを作るのなら本人の希望を聞くべきだし、家を建てるのなら家族の希望を受け入れる必要がある。が、映画とか、音楽とか、料理とか、多くの人に楽しんでもらう芸術的なものに素人が口を出すと必ず失敗する。その種のものはアーティストを信頼して任せるしかない。それが芸術だ。

結局、その映画は地元の小さなホールで1日、密かに上映されただけで終了。全国の映画館で上映されることはなかった。その1日のための2千万円の税金が使われたのだ。背景にあるのは役所の無知、勘違い。あれこれ指示して、監督のやる気を削ぎ、外部の会社に制作費まで抜かれて、そんな結末。なぜ、勉強しようとしないのか? なぜ、知らないことを指示するのか? 地域がいろんな意味で展開できない背景は、そこにあると思える。



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タイアップとは何か? 宣伝PRが分からない人たち。せっかくのチャンスなのに〜という話 [地方映画の力!]

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タイアップとは何か? 宣伝PRが分からない人たち。せっかくのチャンスなのに〜という話

映画を作るとき、よく「タイアップ」という言葉を聞く。一体どんなことをするのだろう? 例えば2時間ドラマ。地方が舞台の作品。必ずホテルや旅館が出てくる。そして、なぜか?主人公である刑事に「怪しい奴を見ました」という人が現れ、ホテル内を隈なく見てまわる。が、結局、怪しい男は見つからない。あるいは主人公の友人が地元を案内してくれる。

これらがタイアップである。多くの場合。スタッフ&キャストはそのホテルに泊まる。そして宿泊費はタダ。食事も無料。なぜ、そうなるか?というと、2時間ドラマはゴールデン・タイムに全国で放送。数パーセントの視聴率でも数百万人が見る。その番組内でホテルの看板が映り、施設が紹介されるのは、全国ネットでCMを打つ以上の効果がある。

CMは15ー30秒。ドラマで紹介されれば数分。それを数百万人が見る。CMをその時間帯に放送すれば1千万円近い費用が必要となる。そう考えれば、宿代も、食事代もタダにしても安いものなのだ。観光地も同じ、宣伝費に換算すれば同額。街を上げて協力しても、かなりお得。まあ、制作サイドとしては、宣伝がモロ分かるベタな出し方は嫌だが、ホテル側のメリットは大きい。

映画でも同じ。全国の映画館で上映。DVDになり、衛星やケーブルでも数年に渡って放映される。出演した俳優がブログやインスタで街や産物を紹介してくれたり、トーク番組やラジで話したりする。それをファンが探して買う。知名度が広がる。これまた数百万、数千万円相当の宣伝効果。

だが、それが分からない人が地方にはときどきいる。ロケ地になることは大きなメリットになるのに、面倒臭がって断ったり、それでいて商売繁盛か?というと、そうでもない。つまりタイアップということが分からない。中には

「うちで撮影したいなら金を払え!」

と要求する人もいる。それは逆。撮影されることが大きなメリットになる。なのに金品を要求、せっかくのPRのチャンスを潰してしまう観光地もある。ある地方映画。地元から寄付を集めて制作した。そんな中でこんな会社があった。

「うちはロケをさせたので、寄付はしない!」

ロケをするということは、その場所、組織にとって大きなメリット。にも関わらず、大きな協力をした気分になり寄付はしないという。高額の寄付をしてでも、「うちで撮ってほしい」という会社や飲食店もあるのに残念だ。あるいは

「うちの商品はすでに有名なので、宣伝の必要はない!」

と映画協力はしないという会社もある。結果、その商品は映画内で紹介されることはなかった。宣伝とは繰り返し、いろんな形でするものであり、一度人気が出たからと、それが長続きするものではない。グリコやロッテのCM。売れないから流すのではない。売れ続けるために流しているのだ。

そんな風に宣伝、広告ということ。地方では理解されないことが多く、地方映画はチャンスなのに、毎回、変な理屈でチャンスを逃す会社や店がある。といって、頭の固い人たちに「どれだけメリットがあるか?」を制作サイドがレクチャーするのも変。こちらは素晴らしい作品を作るのが使命。だから残念に思うことが多い。

いいものを作っても宣伝をしないと人は買わない。素晴らしいお寺があっても、知らないと誰も来ない。大きなチャンスを待ってもまず来ない。小さな機会を逃さず、繋げて、大きなチャンスを掴む。商売でも、映画でも同じであることを感じる。



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宣伝PRについて、なぜ、みんな関心を持たないだろう? [地方映画の力!]

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宣伝PRについて、なぜ、みんな関心を持たないだろう?

業界のこと。一般の方々でもいろんなことを知っている。広告代理店。タレント事務所。視聴率。スポサー。バラエティ番組等でタレントがあれこれ話すことで広まったのだと思える。肖像権のことも知っている人増えている。が、意外に知られていないのは宣伝広告だ。何度も書いたが、驚くほど知らない人が多い。特に地方に行くとそれを感じる。

地方映画を作る際に地元で何度もレクチャーをするのだけど、撮影については皆さん興味を持って勉強してくれる。が、映画完成後の宣伝については、考えたこともない! 存在さえ知らないということが多い。前にも書いたが、テレビを付ければCM。新聞には広告。街を歩けばポスターが溢れている。

なのに、それらがどのように作られ、どのように展開し、どんな効果を持つのか? 興味さえ持たない人が多いことに驚かされる。大手企業は毎年何百億円という宣伝費を使っていることも意外に知られていない。そんな現実とは反対に、地方では宣伝に対して理解がなく、勉強しようという人も少ない。

なぜ、広告の海ともいえる時代に生きているのに、広告に興味を持たないのか? 80年代には糸井重里効果なのか?コピーライターになりたい人が爆発的に増えたことがある。広告代理店といえば、電通というのも知っている人は多いだろう。しかし、「電通ってどんな会社?」と聞くと

「コマーシャルを作っているところでしょう?」

という人が多い。要は宣伝広告に興味があるのではなく、糸井さんみたないカッコいい仕事がしたい。就職するなら大手の電通がいい。みたいな感覚だったのだろう。その時代から30年以上が経つが宣伝広告について、社会には浸透していない気がする。そこに何か理由はあると思うのだけど、僕も偉そうなことは言えず。映画の仕事を始めてから、あれこれ勉強した。

ついにネットの広告収入がテレビのそれを超えたと聞く。時代は動いていく。ネットの方がピンポイントで宣伝できるのが強みだろう。話は前後するが、監督仲間でも宣伝に関しては無頓着な人が多い。監督は映画を作る仕事であり、本来「宣伝」は配給・宣伝が行うものだが、今の時代、そんなことを言ってられない。
なのに、作品が完成すると「次回作は 。。。」なんて言っている。まず、完成作の宣伝だろう?と思うのだが、また、その辺のことも書いてみたい。

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地方のプライドとコンプレックス=結局、自分の首を絞めている? [地方映画の力!]

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地方のプライドとコンプレックス=結局、自分の首を絞めている?

日本人の特性、地方の習慣のことを書いていて、思い出しこと。後輩の映画監督C君の話。彼は故郷愛が強く、その街の魅力を伝える映画を作ろうとした。有名な街でもないので企業は資金を出さない。で、地元で寄付を集めて製作しようと考えた。しかし、地元で顔役と呼ばれるオヤジにこう言われた。

「この街を捨てて出ていった奴がノコノコ帰って来て、金を出してくれなんて調子良過ぎんじゃないか?」
C君は高校卒業後、故郷を出て、東京の大学に行き、卒業後は東京の会社に製作会社に就職。その後、フリーになり映画監督になった。それをオヤジは「故郷を捨てて出ていった」というのだ。その話。ー意味不明と思えたが、C君が解説してくれた。

「そのオヤジさんは街で生まれ育って、地元で就職しています。街を出たことがない。都会ではなく、田んぼや畑ばかり。大学も街にはないので、若者は皆出て行きます。帰ってくる者はほとんどいません。町に残った人たちは故郷愛があるので、それを故郷を捨てて出て行った。というのです」

確かにそんな人もいるだろう。田舎に愛想を尽かして都会に行く。でも、地元に大学もなく、当然、多くの就職先もないのなら故郷愛があっても出て行かざるを得ない。それを「故郷を捨てる」と表現することに引っかかる。その上、C君は故郷愛があるからこそ映画を作ろうとしている。なのに「故郷を捨てた」と批判する。何か、おかしい。

「コンプレックスですよ。オヤジさんは都会で暮らしたこともない。家も貧しくて大学にも行けなかった。そう思うと惨めなので、あいつらは故郷を捨てて出て行った。でも、俺は愛があるから残ったと考える。だから、都会に出て行ったものを感情的に批判するんですよ」

なるほど、おかしな発言はそんなコンプレックスが背景となっていたのだ。しかし、同じ故郷愛がある同士。街の魅力を映画で伝えることで、街を良くしよう、街の魅力を伝えようという動きが大きくなれば地元にとってもプラスのはずだ。

「でも、彼は大学も行っていない。都会生活も経験していない。どこかでバカにされている、と感じています。渋谷で仕事しているというだけで、偉そうによーと言われます。自分が田舎者で、詰まらない存在だと思っている。だから、都会から帰って来た者をー故郷を捨てた奴=裏切り者ーというレッテルを貼り、バカにされないように、そして優位に立とうとするんです」

コンプレックスと無意味なプライド。そんなことでC君の純粋な思い、故郷愛を否定しているのだ。結局、資金はあまり集まらなかったが、地元で応援してくれる人たちもいてC君は映画を完成させた。が、その後、東京の大手映画会社が有名監督がその街で映画を撮影した。その時、オヤジは先頭に立って応援したという。C君はいう。

「地元の人間が戻ってくると故郷を捨てたと批判するけど、有名監督が来ると両手を上げて歓迎する。どちらも映画で街をアピールする。何が違うんですか? 」

その通りだ。要はそのオヤジのコンプレックスが強く、有名な人が好きで、その人を応援することで、コンプレックスを癒し、優越感に浸ろうとしている心理が見える。故郷愛より、自身のコンプレックスに支配され、他者を批判し、詰まらないプライドを守ろうとしている。

その街を愛し、その街の魅力を伝えようとしても、相手が無名なら、無視したり、邪魔したり、バカにしたりする。でも、それが有名人や大手企業だと手のひらを返したように、諂い、率先して応援する。

そして、その種の人は良く騙される。利用される。大手企業を盲目に信じてしまう。会社は自社の利益のために動く、口で綺麗事を言っても、街に対する愛なんてない。むしろ、C君のような存在が故郷をアピールする。

しかし、強いコンプレックスが邪魔をし、有名ブランドに飛びつき、バカを見る。そんな人たちを何人も知っている。愚かさを繰り返し、街の魅力を伝えることができない。そんなオヤジたち。どこの地方にも数多くいる。今、C君はこういう。

「僕は二度と故郷で映画は撮りません。故郷愛を履き違えている人たちとは何もできない。観光地の方が映画製作を応援してくれる。そんな街で今後は頑張ります」



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映画の著作権って何? 映画って誰のもの? 地元映画の活用法 [地方映画の力!]

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映画の著作権って何? 映画って誰のもの? 地元映画の活用法

地方の団体が作った映画。謂わゆる町おこし映画。ときどき、こんなことを言い出すオヤジがいる。

「ワシら金出して作った映画じゃ。あとはどうしようがワシらの勝手だ!」

困った人だ。田舎で生まれ育った方で、一代で会社を築き、町の顔役になった人なのだが、文化芸術のことをあまりご存知ではない。ま、学校でも教えてくれないし、テレビの情報バラエティでも紹介されないので、知らないのも仕方ないところがあるが、自分の知らない分野を自身の価値観だけで判断するのは危険である。

映画は総合芸術と呼ばれるように、様々な芸術の集合体。同じく権利もあれこれ絡み合っている。説明しよう。映画は基本、製作費を出したスポンサーが権利(著作権)を保有する。と言って、映画が完成した後に、映画の1場面を使って地元銘菓のCMを作ったり、映画のスチールで地元企業のポスターを作ることはできない。

地元の権利は映画=作品の所有であり、全ての権利を持つ訳ではない。例えば俳優の映像や写真は肖像権があり、それは俳優=所属事務所の所有物、映画として使用する以外の目的で使うには許諾(追加ギャラも)必要となる。

そして地元といえど、勝手に映画の一場面を使った写真が入ったもの、映画タイトルが記されているグッズを作ったり、キャラクター商品を作るのは違法。売れば犯罪になってしまう。

映画を絵本化や小説化する。あるいは地元で舞台として公演する場合は脚本家、監督の許諾が必要。俳優の映像は使わなくても、物語を使用する。物語は脚本家が作ったものであり、映画にするということでギャラを払い、使用しする。

支払いをしたからと物語が地元のものになるのではなく、権利を借用しているという形。権利を買い取った訳ではない。著作権の売買は基本できない。あくまでも借りているだけ。

さらに音楽は音楽家が著作権を持っている。これも他と同じで映画以外で許諾なしに、その音楽を使うことは違法行為となる。そして、それらをまとめ統括しているのが製作会社。もし、別の用途で使うのであれば、製作会社を通して本人サイドの許諾を取り、多くは別途料金を支払い使用する必要がある。

クリエティブなもの。音楽、物語。そして個人の肖像権。製作費を出したからと、それら全てを買い取ったのではなく、映画の中で使用する権利を取得したというのが正確なのである。それぞれは著作権という法律で守られており、約束以外の使用は違法行為となる。

それを先のオヤジさんはまるで、商品を買ったかのように「映画はワシらのものだ!」と思い込んでしまった訳だ。では、地元は何ができるのか? 一番の収入が期待できる映画として映画館公開、イベント上映を開催することができる。DVD化も地元が権利者だ。ただ、どうしても地方団体は業界に詳しくないので、それら展開は必ず製作会社や配給会社を通して、相談して行うことが大事。

それをせずに外部の会社と契約をしてしまうと、後で違法行為と訴えられることもあり得る。一般に問題ないと思っても、映画界では絶対に許されない。法的にも問題ということはいろいろある。それさえクリアできれば、映画は様々な展開が可能。全国へ。世界へ発信できる。何億円分もの宣伝効果が上がる。頑張ってほしい。


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地元映画を生かす「明日かけ」の地元。でも、映画を生かせない街も多い? [地方映画の力!]

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地元映画を生かす「明日かけ」の地元。でも、映画を生かせない街も多い?

昨日も「明日にかける橋」の地元実行委委員会の方から電話があり、今後の展開についての相談を受けた。彼女らは本当に勉強家で、疑問があると、あるいは新しい展開を思いつくと相談がある。映画を活用する上でとても大切なことだ。

というのも、映画を作った多くの町は地元で完成披露上映会をすると、あるいは映画館上映が終わると、「あーー終わった!終わった!」と解散し、何もしなくなることが多い。何のために映画を作ったの? 故郷をアピールするためでしょう? そこからが地元の皆さんの出番ですよ!というのに、そこで終わる。

一つには撮影は製作会社、公開は配給会社が中心に進む。地元はその協力をする。が、劇場公開が終わると、あとはイベント上映。これは地元が主となり計画し、推進する。が、その方法論が分からないのと、誰かが進めてくれないと動こうとしない地方の体質があるようだ。地方では問題が起こると「国が、県が、やるべきだ!」といい出す人が多い。自分たちで考えて動くこと。地方ではなかなかしようとしない。映画も同じ。その意味で今回の地元は本当に凄い。

地元映画のよくある展開。「何もしない」ともう一つある。やってはいけないことをどんどん進めてしまうこと。前回の記事に書いたが、映画は権利の集合体。その全てを地元が保有している訳ではないのに、映画を買い取ったかと勘違い、先の記事で書いたが、無断でグッズを作ったり、演劇にして上演したり、歌を作り演奏会をしたり、これらは違法行為となる。

それを指摘すると「知らなかった!」とショックを受けて、それ以降何もしなくなってしまう。それこそお蔵入り。当然、主なる権利を持つのは地元。他の会社やテレビ局が「うちで活用します」なんて言って来ない。いろんな活用法があるのに、全く地元PRにならない。そんな町も多い。

残念な話をよく聞くだけに、今回の地元は本当に頑張っていること。そして勉強家であること感じる。なぜ、映画を活用できないか? 動こうとしないか? それは知識がなく、勉強しないから。今回は撮影前から勉強会を何度もしている。そこが本当に凄い。


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